連載:今週の「ざっくり知っておきたいIT業界データ」 第204回
市場トレンドやユーザー動向を「3行まとめ」で理解する 10月4日~10月10日
技術学生の大手SIer就職人気が躍進、その理由/成長率37%“急速拡大”の国内AI基盤市場/物価上昇で退職金の実質減少が続く、ほか
2025年10月14日 08時00分更新
[電子契約] 国内電子契約サービス市場、2024年度は20%の成長 理由は「BtoC拡大」(アイ・ティ・アール、10月9日)
・国内電子契約サービス市場、2024年度は前年度比21%増の295億円
・2025年度も高成長、22%増加を予測
・不動産取引、外食雇用契約など、BtoC領域へと市場が拡大し導入のすそ野広がる
国内電子契約サービス市場の規模推移/予測より。2024年度の売上金額は20.7%増、2025年度も22.0%増の高い成長を見込む。企業での導入が進む背景には、契約締結から管理までの業務効率向上、郵送代や印紙代などのコスト削減、契約業務フローの可視化/ガバナンス強化といったメリットがある。今後も年平均成長率11.3%(CAGR、2024~2029年度)の高い成長を継続し、2029年度には500億円を突破すると予測している。
⇒ 従来はBtoB取引での利用が中心だったものが、不動産取引での電子契約解禁、外食産業における雇用契約の電子化など、最近はBtoC分野での利用が増えているのが成長要因になっているとのことです。
[人事] 退職金の給付水準、実質ベースではこの9年で13%も減少(WTW、10月8日)
・標準モデルの退職給付水準は約2540万円、昨年比では微増
・物価上昇を考慮した実質ベースでは昨年比0.9%減、9年前比では約13%減
・現行の制度設計の多くが、物価と賃金の上昇を給付額に反映できない課題あり
WTWが毎年実施している、退職給付(退職金)に関するベンチーマク調査より。標準者(22歳入社、60歳退職)の退職給付額は平均で約2540万円で、前年の2470万円からわずかに上昇した。ただし、期間中の物価上昇を考慮した実質ベースでの比較では、前年比で約0.9%の減少、さらに9年前との比較では約13%もの減少となった。
⇒ 退職給付の水準が上昇しない原因のひとつとして、多くの企業が採用するポイント制退職給付のような精度が、物価上昇や賃金上昇を退職給付額に反映できない、あるいは適切に反映する仕組みになっていないと指摘しています。

この連載の記事
-
第222回
ITトピック
“VMwareショック”余波、IaaSベンダー撤退も/本音は「拒否したい」時間外の業務連絡/IT部門のデータメンテ疲れの声、ほか -
第221回
ITトピック
「アプリ内製化/市民開発ニーズ」をつかんだChatGPT/地政学的緊張で「クラウド国内回帰」進む/AIによる生産性向上は「見せかけ」だけ?、ほか -
第220回
ITトピック
生成AIの時短効果は平均17%/ITエンジニア給与水準、日本はG7最下位/職場の義理チョコ、本音は「参加したくない」が8割超、ほか -
第219回
ITトピック
AIの的外れな回答も“キャラクター”なら許せる?/AIデータセンター急増、電力容量が1年間で2倍に/AI時代の求職者の悩み、ほか -
第218回
ITトピック
労働時間の規制緩和検討を6割が好評価、ただし…/フリーランス2.5万人調査「生成AIは重大脅威」が9割/クラウドゲームが急成長へ、ほか -
第217回
ITトピック
“幻滅期”のAI、それでも支出額は大きな伸び/レガシーIT最大の課題は「データ連携」/「AI格差」の実態調査、ほか -
第216回
ITトピック
データ活用で「全社が十分な成果」は3%未満/SFAはAIエージェント機能が市場成長を牽引/民需も増加の防災システム市場、ほか -
第215回
ITトピック
2026年のテック業界はどうなる? 「今年の動向予測」まとめ《AIとクラウド編》 -
第215回
ITトピック
2026年のテック業界はどうなる? 「今年の動向予測」まとめ《サイバーセキュリティ編》 -
第215回
ITトピック
2026年のテック業界はどうなる? 「今年の動向予測」まとめ《“AI共生時代”の人材・組織編》 -
第214回
ITトピック
セキュリティ人材の課題は人手不足ではなく「スキル不足」/生成AIのRAG導入が進まない背景/日本で強いインフレ悲観、ほか - この連載の一覧へ







