サムスン「Galaxy S25 Edge」で始まった薄型スマホの流れ
今年1月にシルエットが公開され、5月に発売になったサムスンの「Galaxy S25 Edge」は5.8mmという本体の薄さを売りにした薄型モデルでしたが、市場での話題性は思ったより高まらなかったと筆者は感じます。
しかし、アップルが9月に「iPhone Air」を出したことで、薄型スマートフォンというジャンルの製品が市場で一定の認知を得ることになりました。
このビッグウェーブに乗らなくてはと、実は他メーカーからも次々と薄さを売りにしたスマートフォンが登場、または発表されています。まずはモトローラ。現在は中国のみの発表ですが「moto X70 Air」を発表、10月中に正式に発売される予定です。詳細なスペックはまだ非公開で、名前とシルエットをあえて出してくるあたり、薄型スマートフォンブームが来ると予想しているのでしょう。
中国メーカーからはZTE傘下のnubiaから「nubia Air」も発表されています。こちらは本体厚さは5.9mm、重量172gとサイズの一部が公開されています。6.78型ディスプレーに5000万画素トリプルカメラを搭載した5Gモデルです。YouTubeにレビュー動画などがアップされており、こちらも近日中に発売されるようです。
TECNOが出す2つのスリムモデル「SPARK Slim」と「POVA Slim」
今年2月のMWC Barcelonaで5.75mm厚の「SPARK Slim」を発表したTECNOは、9月に正式にこのモデルと「POVA Slim」の2機種の発売をアナウンスしました。両者はデザインと基本スペックが同一のモデルです。
SPARK SlimはSoCにMediaTekのHelio G200搭載。4G機で本体サイズは75.9×164.2×5.93mm、MWCでの展示モデルよりやや厚くなりました。6.78型144Hzディスプレーに1300万画素のフロントカメラ、5000万画素広角リアカメラ、5160mAhバッテリーという性能は両者同一です。
POVA SlimはチップセットがMediaTek Dimensity 6400の5Gモデルであり、サイズは75.91×164.23×5.95mmとわずかに大きくなっています。カメラはSPARK Slimに200万画素のサブカメラを加えたデュアル仕様。
アフリカやインドに強いTECNOが4Gと5Gの2つの薄型モデルを出してきたことで、先進国よりも新興国のほうでスリムスマートフォンブームが来るかもしれません。
さてこれらのモデルはこれから発売となる製品ですが、iPhone Airよりも先に薄型モデルを出しているメーカーがありました。TECNOと同じTranssionグループのInfinixで、7月に「Infinix Hot 60 Pro+」を発売しています。本体サイズは75.9×164.0×5.95mm。ほかのスペックはTECNO SPARK Slimと同一であり、実はこちらのモデルがTECNOの2製品のベースになっているわけです。
薄型モデルは中国メーカーが主導か
今のところ中国のほかの大手メーカーから薄型スマートフォン登場の話はないものの、スリムモデルの人気が高まればシャオミなどからも製品が出てくるかもしれません。
特に中国ではiPhone AirがeSIMしか利用できないことで国内販売にストップがかかっている状況であり、いち早く薄型モデルを投入したメーカーの人気が高まるかもしれません。
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