あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第567回
今のところリースのみ
Hondaの「UNI-ONE」はASIMOの技術で左右駆動も可能な最新ハンズフリーパーソナルモビリティ
2025年10月04日 15時00分更新
エンターテインメントなど多様な活用法を模索
Hondaは、大型ショッピングセンターや空港、そしてアミューズメント施設などの利用を想定している。また、本体を大きなキャンバスに見立ててラッピングすれば、施設を明るく彩るアイテムになる。
なお、公道でも走行可能とする「移動用小型車」の型式認定を取得しているとのことだ。
利用例のひとつとして、清掃や配達、警備などに利用できるのではないかとHondaは考えているようだ。いずれも立ち仕事で、人によっては長時間労働が厳しいところ。着座して作業できれば、より効率が上がるという。
また、エンターテインメントの分野においては、ARゴーグルとの連携が考えられているという。すでにいくつかの施設で、拡張領域体験の実証実験なども行ない、好評だとか。
HondaはUNI-ONEを事業化し、5年間で1000台のリース販売を計画しているという。価格は本体のほか、交換用バッテリー、さらに保険(対物、搭乗者)も含めて、6年サービス10台以上で月8万円/1台から、3年サービス9台以下で月12万円/1台。そのほか1日あたり5万5000円の短期レンタルも用意するとのことだ。
すでにNTT東日本やサンリオエンターテイメントなど、複数の企業が導入を決めているという。発表会では導入企業の中のひとつ、サンリオエンターテインメントの小巻亜矢代表取締役社長が登壇した。
実証実験などでUNI-ONEの可能性を感じたことを明かすと、大分県にある「ハーモニーランド」に10台程度の導入を計画しているという。当初はスタッフの利用を考えているが、次第に来場者に開放していく予定だ。来場者への移動手段のほか、エンターテインメントへの活用を模索すると話した。そして10月にはイベントも計画しているとのことだ。
「人の可能性を拡張する」新たなモビリティ
また、本田技研工業 新規事業開発部 UNI-ONE事業ドメイン 事業責任者 中原大輔氏は、「Hondaは今まで目的地へ移動するための乗り物を作ってきましたが、目的地で使う乗り物はありませんでした」と挨拶。「両手が使えることで、さまざまなことが可能となります。人々の暮らしをより豊かに、快適にサポートすることをめざしていきたい」と語った。
取材後、試乗してみた。着座後に手元の液晶画面で起動すると、スッと上に上がり動き始める。感覚としてはバイクや自転車に似ており、最初は意識的に体重移動をするのだが、次第に顔を向いた方向へ進む印象だった。
今後、高齢化社会が進む日本。足腰が弱まれば、外出するのも控えるようになる。だがUNI-ONEがあれば、座ったまま移動でき、両手が空いているから買い物だって楽しめる。もっと街に増えればと思ったのは言うまでもない。ちなみにカートを押して進むこともできるそうだ。

この連載の記事
-
第605回
自動車
「EVでの遠出は不安」が「楽しい」に変わる!? アリアで往復1600km走ってわかった、アプリ連携の絶大な安心感 -
第604回
自動車
「もっと運転が上手くなりたい」あなたへ。FR以上にドライバーを育てるミッドシップGRヤリスという提案 -
第603回
自動車
スマホとクルマの連携! ダイハツコネクトはアプリで走行履歴やクルマの場所がわかる -
第602回
自動車
100万円台でこの満足感。3代目ハリアーがコスパ最強な8つの理由 -
第601回
自動車
e-POWERの高速燃費は本当に悪いのか!? 約1200kmロングドライブでテスト! -
第600回
自動車
もはやMT派も黙る? 「GRカローラ」のGR-DATによる爆速シフトダウンが楽しい! -
第599回
自動車
え、これがハイブリッド!? ポルシェ「911 GTS」が“速さ”の常識をぶち壊しにきた! -
第598回
自動車
「クラウン、どれ買うのが正解?」全4モデルを乗り比べたら“答え”が見えた -
第597回
自動車
アジアのEVが日本に上陸して3年。彼らのクルマに乗ってわかった共通点 -
第596回
自動車
正直ナメてた……BYDの「ATTO 3」で長距離を走ったら、想像以上に“使えるEV”だった -
第595回
自動車
【2025年版】400万円以下でオススメのコンパクトSUVは? 国内外モデルを比較した - この連載の一覧へ





























