PC市場で身銭を切って「Snapdragon」アピール
パソコン業界はチップメーカーがパソコンメーカーや量販店に販売奨励金を支給する習慣がある。クアルコムでは競合他社に比べて3分の1程度しかない予算のなか、効率的なマーケティング活動が求められてきた。
世界的にSnapdragonのブランド認知を挙げるため、サッカーのマンチェスター・ユナイテッドやF1のメルセデスAMGにスポンサーしている。
また、小売りチャネルでの展開を強化し、アメリカではバストバイなどの家電量販店で什器を設置。1年間未満で世界において1万カ所を超える小売りチャネルで什器を設定したという。店頭ではSnapdragon搭載のノートパソコンがいかにバッテリー寿命で優れているかを語れる販売員を配置している。
クアルコムが特に重視しているのが、アメリカ、イギリス、ドイツ、インド、そして日本だ。日本では10月に全国4カ所でSnapdragon搭載ノートパソコンを体験できる体験イベントを実施する予定だ。
スマホの場合、NTTドコモやKDDI、ソフトバンク、楽天モバイルといったキャリアショップで、端末メーカーであるソニーやシャープ、サムスン電子の製品が並び、その中にSnapdragonが入っている。ユーザーとSnapdragonの接点はかなり小さい。
しかし、パソコンの場合は、メーカーと同等にチップが注目されることもあり、クアルコムが自ら身銭を切って、街中に出て「Snapdragon」のアピールに余念がないのだ。

この連載の記事
-
第269回
トピックス
通信費が0円に? 楽天がモバイルWi-Fiをバラまく本当の狙い -
第268回
トピックス
mineoが“フルMVNO”に挑む理由 格安スマホ市場の変化が背景に -
第267回
トピックス
菅元首相に“ハシゴを外された”楽天モバイルの踏ん張りに期待 -
第266回
トピックス
スマホ値上げの足音 実質1.6万円のNothing Phoneが“最後の良心”に? -
第265回
トピックス
アップル巧妙な新手数料 スマホ法“肩透かし”で終わる可能性 -
第264回
トピックス
KDDI×ローソンが挑む“ニュータウン再生” 住民は不安も、採算に自信 -
第263回
トピックス
「アクセシビリティは“人権”」アップルが40年間続ける取り組みとは -
第262回
トピックス
ソフトバンクとKDDIが“空の救助網” 雪山遭難、ドローンで発見 -
第261回
トピックス
スマホ5G“ミリ波”肩透かし 6Gは“センチメートル波”が鍵に -
第260回
トピックス
ドコモ苦戦 携帯3社、“値上げ”で明暗 -
第259回
トピックス
KDDI、通信品質で再び首位に ドコモとソフトバンクが不満「あの評価基準はおかしい」 - この連載の一覧へ











