「ドラクエ7」キーファ=オルゴ・デミーラ説、堀井雄二氏が否定
2000年にエニックス(現スクウェア・エニックス)がPlayStation向けに発売したRPG「ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち」。ファンの間でまことしやかにささやかれてきた都市伝説の1つが、生みの親である堀井雄二氏の発言により解消された。何が起きたのか、かいつまんで紹介しよう。
※本記事には「ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち」のネタバレが含まれます。
これは、2025年9月15日にYouTubeチャンネル「ゆう坊とマシリトのKosoKoso放送局」で放送された生放送「『バーチャル福岡』からこんにちは!公開生配信スペシャル」でのこと(53分くらい)。
番組には、元・少年ジャンプ編集長の鳥嶋和彦氏、「ドラクエ」生みの親の堀井雄二氏、「桃鉄」キングボンビーのモデルとして有名な榎本一夫氏、「ドラゴンボール」「デジモン」などを手掛けるアニメーターの中鶴勝祥氏、「冒険王ビィト」「ダイの大冒険」などを描く漫画家の稲田浩司氏、番組MCのNaz Chrisさんらが出演。
ざっくりと言えば、ゆるりとした雰囲気の生放送によるフリートークで、「凄い人たち」のおしゃべりを楽しめる番組だ。
そのなかで、先日Nintendo Direct でサプライズ発表されたリメイク作品「ドラゴンクエストVII Reimagined」にちなみ、Nazさんが堀井氏にとある都市伝説の真実を質問する一幕があった。
「キーファがオルゴ・デミーラと同一人物という説、あれどうなんです?」と聞き、堀井氏は「僕的には全然そんなことない」と完全否定。
その都市伝説の根拠として挙げられていた「ラーの鏡の不自然さ」「途中離脱するシナリオの大どんでん返しが変更されて無くなった説」「顔がキーファと似てなくもない」などについても、「1mmも考えてなかった」「あごとか似てるかもね」などと発言。
長年ファンの間で「こうだったら面白い」と考察されてきた都市伝説ではあるが、ついに生みの親によって答えが示された形だ。
これによりファンの間では「ついに神が言ってくれた!」「この説は賛否あったからリメイク前に明確になったのはいいこと」「スッキリしました」と発言を歓迎する声が寄せられている。
ただ、「想像の余地は残しておいて欲しい」「妄想だから楽しいのに」と公式から答えが示されたことに不満な声もあった。
さらに「まだ『V』のプチタークみたいな都市伝説の“逆輸入”は起こり得る」「これでリメイク版オルゴ・デミーラの声が宮野真守だったら笑うしかねぇ(※)」などと、リメイク版でなにかしらネタにしてくるのではないかと期待する声も。
※「Reimagined」のキーファの声優が宮野真守さん
そのほか、番組では「1&2」のエンディングは堀井氏が書いたこと、副題となる「エデンの戦士たち」がリメイク版で外れた理由は海外市場を意識したからということなども話している。「ドラクエ」のリメイクが3→1&2と来てなぜ今「7」なのかという質問には、「ポロリ」する爆弾発言も。
なお、堀井氏が関わった作品「クロノ・トリガー」のリメイクについては「おいおいね」と明言は避けていた。
リメイク版「ドラゴンクエストVII Reimagined」は、2026年2月5日に発売予定。プラットフォームはNintendo Switch 2/Nintendo Switch/PlayStation 5/Xbox Series X|S/PC(Steam)となる。
【ゲーム情報】
タイトル:ドラゴンクエストVII Reimagined
ジャンル:RPG
販売:スクウェア・エニックス
開発:スクウェア・エニックス、ヘキサドライブ
プラットフォーム:Nintendo Switch 2/Nintendo Switch/PlayStation 5/Xbox Series X|S/PC(Steam)
発売日:2026年2月5日予定
価格:
通常版:8778円(パッケージ/ダウンロード)
デジタルデラックス版:1万978円(ダウンロード)
豪華版:1万5800円(パッケージ)
超豪華版:2万9800円(パッケージ)
CERO:B(12歳以上対象)
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