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ケンコー・トキナー「KC-ZM08」

コンデジ冬の時代に見つけた高コスパ&3倍ズームのデジタルカメラを試してみた

2025年10月06日 17時00分更新

文● イチ/ヤマ/ASCII 編集⚫︎ASCII

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 KC-ZM08は、光学5倍ズーム(広角28mm〜望遠142mm)を搭載しつつ約171gと軽量。片手でささっと構えて撮れる気軽さのあるコンパクトデジカメです。

 背面にはタッチ対応の2.8インチIPS液晶を搭載。パッと設定を変えたり画像を確認したりできる操作感を持ち、価格は2万7830円に抑えています。

 「ちゃんと撮れることが大事なので、スマホじゃちょっと心もとない…」。一見するとシンプルで地味な感じもありますが、そんな気持ちにフィットする一台に仕上がっている点がいい製品です。以下、特徴と注意点をまとめていきます。

KC-ZM08を購入する3つのメリット

ポイント(1)光学5倍ズームで寄って取れる+リアカメラで自撮りも簡単

 このKC-ZM08の寄れる幅、まさに旅先や日常スナップでの安心感につながります。光学5倍ズーム(28–142mm相当)に加えて、ワンタッチで切り替えられる自撮り用のリアカメラも搭載。どちらもデジタルであれば2倍ズームまで対応しています。SNSやリモート用途にもありがたい機能です。

 光学ズームは画像処理による荒れが生じにくい点が利点です。高倍率かつ中望遠までカバーする画角があるので、風景・建築・イベント・料理……など様々な被写体に寄って撮りたい用途で重宝します。なんでも「寄って撮る」ことができる点は、それだけでスマホにはない安心感が生まれます。旅行などにも適した一台です。

ポイント(2)タッチ液晶とグリップ付きの持ちやすさ

 コンパクトデジタルカメラを使う利点として、握りやすさがあります。本体はわずか約171gですが、しっかりとしたホールド感が得られます。

 背面の液晶はタッチ対応なので、設定も画像確認も指先でサクサクと進められます。スマホ感覚の操作性は、カメラ初心者~カジュアルユーザーにも優しい設計です。

 撮影機能が豊富なのも専用機の特徴です。LEDによる定常光ライトやフラッシュ、セルフタイマー、スローモーション撮影、タイムラプス、さらにはウェブカメラとして使えるなど、軽さ・操作性・ユーティリティが全部乗ってちょうどいいバランス。小さくても“満足感がある存在”になってます。

ポイント(3):価格は2万7830円、気負わずに買える

 内容を考えれば、割安感がある価格です。「安くて明らかに欠けている」感じがしない点もポイントです。スマホで撮ることに物足りなさがあるけれど、高級コンデジは手が出せないというならぜひ使ってほしい機種と言えます。

購入時に注意するべき側面

画質と機能は普通

 画質面では中心部の描写はしっかりしているものの、周辺部に甘さを感じる場面がありました。画素数も補間処理で最大56Mまで拡大できますが、用途としては「気軽な記録」や「旅行のスナップ」に適しています。シンプルな操作で“日常的に使える”点や握りやすく”安定款がある”点などがKC-ZM08の特徴といえるでしょう。

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