このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

連載:今週の「ざっくり知っておきたいIT業界データ」 第196回

IT市場トレンドやユーザー動向を「3行まとめ」で理解する 8月2日~8月8日

40代~60代・IT技術者のキャリア不安、怖いのはAIよりも「スキルの陳腐化」/「従業員の退職による倒産」が過去最多、ほか

2025年08月12日 08時00分更新

文● 末岡洋子 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

[経営] 日・米・欧のCEO報酬を比較、日本の低さ目立つ(タワーズワトソン、8月7日)
・日本企業のCEO報酬(中央値)は、前年比7.2%増の3億円
・米国は23.3億円、英は10.4億円、独は9.4億円、仏は8.9億円、日本の低さ目立つ
・調査開始以降初めて、長期インセンティブが基本報酬を上回り、欧州水準に迫る

 日本、米国、英国、ドイツ、フランスの大手企業を対象に、CEO(最高経営責任者)の報酬を調べた。日本企業のCEO報酬(中央値)は前年比7.2%増の3億円に達し、変動報酬(賞与・長期インセンティブ)が総報酬の3分の2を占めた。長期インセンティブは前年比で17.8%増え、調査開始以降初めて基本報酬を上回った。総報酬上位10%企業では変動報酬が9割近くを占め、欧州の水準に迫っている。

 ⇒ 欧米と比べて日本のCEO報酬が低い状況が続いています。長期インセンティブの伸びについては「グローバル人材の引き付けや、米国企業との競争力を意識した報酬改定のため」という分析がなされています。

米国、英国、ドイツ、フランス、日本のCEO報酬額(中央値ベース)(出典:タワーズワトソン)

調査対象5カ国の、直近3年間の総報酬水準の推移(出典:タワーズワトソン)

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事
  • 角川アスキー総合研究所