今や海外に行くときでも日本キャリアのローミングサービスを使い、安価に現地でデータ通信ができるようになりました。しかし、ニューヨークに行くなら街中にあるデジタルサイネージ型のWi-Fiホットスポット「LinkNYC」を使わない手はありません。
マンハッタンのみならずブルックリン地域にも設置が広がっており、速度も上り下り500Mbpsを超える場所もあります。しかも、これが無料で使えるのです。
LinkNYCの設置が始まったのは2016年1月。ニューヨーク市内にある公衆電話ボックスを置き換える形で設置が進みました。筆者も実は同年にニューヨークを訪問し使ってみましたが、メアドなどでログインすれば誰でも使えて、しかもまだ5Gも始まっていな時代に200Mbpsの速度をマンハッタンのあちこちで使えたのです(下り200Mbps超えの無料Wi-Fi「LinkNYC」を試した)。
それから約10年、今や5Gも普及し誰もが高速通信を自分のスマートフォンで享受できる時代になりました。とはいえ、いろいろな事情でまだまだ公的な通信手段を必要とする人は多くいます。外国からの観光客にとっても、ローミングサービスが充実していないエリアもまだまだあります。LinkNYCは5G時代に寂れることもなく、逆に今でもエリアを増やしているのです。設置場所は以下のリンクから見ることができます(LinkNYC検索サイト)。
当初は公衆電話の置き換えとして設置が進んだLinkNYCですが、もともと公衆電話のない場所や、あるいは新規に設置しようにも場所がない、というケースもあります。LinkNYCはデジタルサイネージの広告で運営費をまかなうビジネスモデルを展開しているのですが、そのため端末を設置するにはある程度の広さが必要です。さらにLinkNYCは光回線で接続されるため、地中への光ファイバー敷設も必要となります。
そこで新たに登場したのが「LinkNYC 5G」です。これはデジタルサイネージや光回線がない、スマートポールと呼ばれる電柱型の端末。内部に5Gモデムを内蔵しており、電源と小さな面積があれば設置できます。これまでLinkNYCを設置できなかった場所にも高速回線を無料で提供できるようになるのです。
実際に使ってみました。LinkNYC 5Gのそばに行くと「LinkNYC Free Wi-Fi」というWi-Fiが飛んでいます。Wi-FiそのものはLinkNYCと同じSSDで使えます。また、一度どこかのLinkNYCでログインしていれば自動でつながります。
速度は下りが50Mbps弱、上りが40Mbps弱。5G回線ですがホットスポット利用ということもあり一定の速度に抑えているのかもしれません。光回線のLinkNYCと比べると低速ですが、それでも遅い回線のカフェやホテルより快適でしょう。そして何よりも重要なのは、料金が無料なことです。
無料のWi-Fiホットスポットサービスは最近各国で減少が続いていますが、LinkNYCは5G回線を応用してさらにエリアの拡大を進めています。ニューヨークへ行く機会があれば、ぜひ使ってみてください。
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