世界最先端のテクノロジー情報をお届けするグローバルメディア「MITテクノロジーレビュー」から、ビジネスに役立つ注目のテック企業の最新動向、イノベーションにつながる最新の研究内容をピックアップして紹介します。
砂漠の国・ナミビア、 世界初「水素立国」への夢
人口およそ300万人のアフリカの小国ナミビアは、「水素立国」に挑んでいる。ナミブ砂漠の豊富な太陽光を武器に、2050年までに世界の水素生産量の1割を担う構想だ。砂漠を黄金に変えられるか。
AIベンチマークはもはや限界、新たなテスト手法の登場相次ぐ
AIの性能を測るための従来のベンチマークはもはや限界に達しつある。研究者たちは、AIをテストするための新しい、より良い方法を考え出そうとしている。
ルービン天文台が初画像を公開、宇宙観測を変える「10年の夜明け」
世界最大のデジタルカメラを備えたルービン天文台が撮影した画像が2025年6月23日に初めて公開された。銀河と星雲がずらりと並ぶ壮観な光景を映した壮観な画像は、今後10年にわたる数々の野心的な観測の成果を約束しているかのようだ。
中古EVバッテリーでAI向け電力供給、リサイクル企業が新事業
バッテリー・リサイクル企業であるレッドウッド・マテリアルズは、EV用バッテリーを再利用して再生可能エネルギー発電による小規模送電網を構築し、最近のAIブームで電力需要がますます高まっているデータセンターに供給することを計画している。
クラウドフレアがAIクローラーをデフォルト拒否、課金も
クラウドフレアは、同社がホストするWebサイトへのAIボットのアクセスをデフォルトで拒否すると発表した。AIがWebサイトのデータを収集する際に課金する仕組みも導入し、AI検索による「ゼロクリック」時代に対応する。
米国人の8人に1人が服用、「奇跡の減量薬」の知られざるリスク
米国をはじめ、世界中で大人気の減量薬は、太り過ぎの人の体重を減らすだけでなく、心臓と脳にもよい影響を及ぼす可能性がある。だが、妊娠中の合併症を引き起こしたり、一部の使用者に悪影響を及ぼしたりするリスクについても報告されている。
グーグルの電力使用量が4年で倍増、核融合電力も調達へ
グーグルはMIT発のスタートアップ企業から核融合炉を使って発電された電力を購入する契約を締結した。一方、同社のエネルギー使用量は2020年に比べて倍増している。
危険行為を自動検出、 生成AIは建設現場の 命綱になるか?
米国の建設現場では年間1000人以上が業務中に転落などの事故で死亡している。こうした悲劇を防ぐため、生成AIを活用した安全監視システムが登場している。AIは本当に作業員の命を救えるのか。

この連載の記事
-
第359回
ビジネス
自宅に亀裂も、衛星データで永久凍土解析/中国発AIエージェント「Manus」開発者の素顔 -
第357回
ビジネス
新抽出技術でリチウム採掘の「つるはし」目指す/家もトラクターも自分で作る「文明のDIYキット」 -
第355回
ビジネス
世界最大の蓄熱電池が稼働/オープンAI「Atlas」が残念な理由 -
第354回
ビジネス
粘菌の「超能力」で都市インフラを設計/ニューラリンク元社長、「人工視覚」実用化 -
第353回
ビジネス
チャットGPTに深刻なカースト差別/ビル・ゲイツが気候に投資し続ける理由 -
第352回
ビジネス
ウィキペディアにAI汚染の波/MITTRが注目する世界の気候テック企業10社 -
第351回
ビジネス
チャットGPTといつの間にか親密関係に/なぜ「核融合」に資金が集まるのか -
第350回
ビジネス
米核融合ベンチャーが10億ドル契約/CDC元所長「1カ月電撃解任」の舞台裏 -
第349回
ビジネス
AIは動画をどう作れるようになったのか?/ゲノム生成時代の幕開け -
第348回
ビジネス
大企業が巨額を投資する「疑惑の森」の正体/進化した最新AIクローン技術 -
第347回
ビジネス
日本発・伝説のロボット玩具/インド「トリウムの夢」は花開くか - この連載の一覧へ








