国土交通省運輸審議会は4月1日、東日本旅客鉄道(JR東日本)による鉄道旅客運賃の上限変更(値上げ)申請について、申請通り認可することが適当であると国土交通大臣に答申した。事実上、運賃値上げが確定したことになる。
今回の値上げによる改定率は普通運賃が7.8%、定期運賃は通学が4.9%、通勤が12.0%。幹線区間の初乗り運賃(1km〜3km)の場合、ICカードが8〜9円値上げの155円、紙の切符が10円値上げの160円となる。
JR東日本は国交省の正式な認可を経て、2026年3月から値上げした新しい運賃を導入する方針。あわせて、ほかのエリアより運賃が安い「東京の電車特定区間」と「山手線内」の区分を廃止し、「幹線」の運賃に統合するとしている。
