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2025年の新生活、これを買えば絶対幸せになれる! 新生活 推しガジェットAWARD 第23回

ものすごい未来感 実用性はともかくロマンを求める二画面PC(高いけど)

2025年03月22日 17時00分更新

文● 市川/ASCII 編集⚫︎ASCII

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Zenbook DUO(2025)のメリットとデメリット

メリット1:「ロマンが買える」実用性はともかく、二画面のインパクトはすごい

 Zenbook DUOの最大の魅力は、言うまでもなくその二画面構成です。キーボードは脱着可能で、その下に第2のディスプレーが隠されているギミックは驚きですよね。

 画期的なデュアルディスプレー搭載ノートパソコンであり、14型の3K有機ELタッチディスプレーを2基備えています。ワークスペースを最大19.8型まで拡張できる利点があります。

 ディスプレーは120Hzのリフレッシュレートに対応し、滑らかな映像表示が可能です。またASUS Lumina OLEDを採用しており、業界標準の色忠実度、ハイダイナミックレンジ、低ブルーライト認証なども受けており、鮮やかで目に優しい表示を実現しています。

 デュアルディスプレーが叶える大きなワークスペースにより、外出先でもデスクトップパソコンを使用しているような感覚を味わえるのは、まさにロマンといえそう。

 このような新感覚のPC体験ができることこそ、Zenbook DUOを使う最大の魅力と言えるのではないでしょうか。

メリット2:最新世代のCPUを積んでいるため、実用性&性能面でも満足

 二画面という奇抜なデザインに目を奪われがちですが、Zenbook DUOは性能面でも妥協していません。

 CPUにはインテルCore Ultra 9 プロセッサー 185Hを搭載、32GBのメモリーと1TBのストレージを備えることで、従来二画面PCにありがちだった動作の遅延や処理能力の不足を解消しています。

 たとえば、動画編集ソフトと画像編集ソフトを同時に立ち上げ、2つの画面で作業を分担するといった、従来のノートPCでは考えられなかった使い方が可能です。

 また、仕事の合間にリラックスしたい時は一方の画面で作業を続けながら、もう一方でお気に入りの動画を楽しむ、なんて使い方もありですよね。

 この柔軟性に富んだ使い方は、現代の多様な働き方やライフスタイルにフィットしていそうです。

メリット3:変形自由自在、好きなスタイルで操作できる

 ノートパソコンモード、デュアルディスプレーモード(Bluetoothキーボードまたは仮想キーボード使用)、デスクトップモード、共有モードと計5つのスタイルに変形してつかえるのも大きなポイント。

 普段どおりノートパソコンモードではBluetoothキーボードをセカンドディスプレー上に配置し、従来のノートPCと同様の操作性を実現し、慣れ親しんだ使い方ができます。

 またデュアルディスプレイモードをつかえば、2つのディスプレイを縦に並べて使用するほか、セカンドディスプレー上に仮想キーボードを表示させることで、物理キーボードを持ち運ぶ必要なく操作することも可能です。

 Zenbook DUOはディスプレー自体もタッチパネルに対応しています。画面を直接タッチして操作することも可能なので、タブレット的に使えるのもスマホに慣れている世代には使いやすい仕様なのではないでしょうか。

購入時に注意したい側面

使う人を選ぶデザインではある

 Zenbook DUOはたしかに魅力的ですが、革新的なデザインゆえにすべてのユーザーに適しているかというと微妙なところ。

 使いこなすまでに慣れも必要となるので、どちらかというとちょっと変わったPCが欲しい、二画面をどこでも手軽に使いたいという玄人向けのノートPCになっているのかなという印象です。

モバイル性の課題

 Zenbook DUOは2つのディスプレーと取り外し可能なキーボードを搭載しているため、重量は約1.7kg(編集部での測定)となっています。

 最近は1kg切りのノートPCも増えてきているため、頻繁に持ち歩く必要がある人にとっては負担になる可能性があります。

 ただ、いつでもどこでも二画面がつかえて1.7kg程度なら、全然アリという見方もできますね。

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