Thunderbolt 5でSamsung SSD 990 PROが脅威を発揮!
M4 Pro搭載Mac mini(2024)の最速ストレージを徹底検証! 内蔵SSDより高速な外付けSSDがあった
提供: Samsung
昨年11月に発売されたMac mini(2024)は、最新のApple M4チップとApple M4 Proチップを搭載したモデルが用意されている。搭載チップによって背面にあるUSB-Cポートの性能が違っており、M4チップだとThunderbolt 4対応、M4 ProチップだとThunderbolt 5対応となる。Thunderbolt 4のデータ通信速度は最大40Gbpsに対し、Thunderbolt 5は最大80Gbps。倍も速度が違うと接続するストレージの性能も大きく変わるはずだ。
そこで今回は、M4 Proチップを搭載したMac mini 2024年モデル(以下、M4 Pro Mac mini)を用意し、どのような外付けストレージを接続するのがベストなのかを検証。M4 Pro Mac miniの外付けストレージの活用方法を探ってみた。
今回用意したストレージは以下の4種類で、容量はすべて4TB。フォーマットはexFATで計測している。
・SamsungポータブルSSD T7(以下、T7)
・SamsungポータブルSSD T9(以下、T9)
・Samsung NVMe SSD 990 PRO(以下、990 PRO)
+OWC製Express 1M2 エンクロージャー
・Samsung NVMe SSD 990 PRO(以下、同)
+Acasis製TB501 エンクロージャー
T7(USB 3.2 Gen2対応)
カードサイズ(85×57mm)のメタルボディは、厚さ8mm、重量が72gという薄くて軽く、2mの高さから落としても大丈夫な堅牢性を兼ね備えた製品。対応インターフェースはUSB 3.2 Gen2(10Gbps)で、最大転送速度はシーケンシャルリードが1050MB/秒、シーケンシャルライトが1000MB/秒となっている。容量は今回検証した4TBのほか、1TB、2TBモデルが用意されている。
T9(USB 3.2 Gen2x2対応)
カードサイズ(88×60mm)を維持しつつ厚さが14mm、重量が122gと一回り大きく50g重くなった。ただ、メタルボディにラバーを被せた外観は、3mの落下にも耐えうる堅牢性で、対応インターフェースはUSB 3.2 Gen2×2(20Gbps)。最大転送速度はシーケンシャルリード、ライトともに2000MB/秒(4TBモデル)となっている。容量は今回検証した4TBのほか、1TB、2TBモデルが用意されている。
990 PRO+OWC製Express 1M2 エンクロージャー(USB4対応)
M.2 NVMe SSD搭載可能なエンクロージャー(M.2 NVMe SSDを外付けストレージとして利用できるボックス)に、990 PROを搭載したもの。990 PROは、PCIe 4.0対応のM.2 NVMe SSDで、最大転送速度はシーケンシャルリードが7450 MB/秒、シーケンシャルライトが6900MB/秒。PCIe 4.0対応NVMe SSDとしては、最速の部類である。容量は4TBのほか、1TBと2TBが用意されている。
一方エンクロージャーは、OWC製Express 1M2を使用。USB4対応で最大データ通信速度は40Gbps。Thunderbolt 5ポートへ接続すれば、下位互換なので40Gbpsの性能を発揮することが期待される。
990 PRO+Acasis製TB501 エンクロージャー(Thunderbolt 5対応)
Thunderbolt 5対応のAcasis製TB501エンクロージャーを用意し、990 PROを搭載。Thunderbolt 5は最大データ通信速度が80Gbpsなので、990 PROの性能をいかんなく発揮されることが期待される。
検証は、背面のThunderbolt 5対応ポートだけでなく、前面のUSB 3.2 Gen2ポートでも行なっている。そして、意外な結果を目の当たりにすることになる。