第494回 SORACOM公式ブログ

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SORACOM Flux グランプリ開催!セールスメンバーの挑戦と成果

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 本記事はソラコムが提供する「SORACOM公式ブログ」に掲載された「SORACOM Flux グランプリ開催!セールスメンバーの挑戦と成果」を再編集したものです。

こんにちは。セールスの岡村です(ニックネームはchisato)。
年末年始は甥っ子(7)にオセロで惨敗したことをきっかけにオセロにどハマりしておりまして、老若男女問わず下は3才から上は79才までオセロ対戦をいたしました。常にオセロ盤を持ち歩いておりますので一戦交えたいという方はぜひお気軽にお声がけください!

さて今回はソラコムのセールスチームで開催したSORACOM Flux グランプリについて書きたいと思います。

SORACOM Flux グランプリ開催の背景

2024年7月にリリースしたSORACOM Flux(以下”Flux”)はカメラやセンサーから取得するIoTのデータを簡単に生成AIと繋げてローコードで様々なアクションを実行できるというクールなサービスで多くのお客様から反響をいただいておりますが、一方で生成AIを使って何ができるの?本当にローコードでできるの?という声があり、お客様と相対するセールスメンバーとしては、より知見をためる必要性を感じていました。

そこで以下の目的でFluxを使ったアプリケーション開発のグランプリを実施しました。

SORACOM Flux セールスグランプリ開催の目的:セールスメンバーが自らFluxを体験して価値を実感し、自分の言葉でお客様へ語れるようにする。

グランプリの概要と開発アプリ

IoTデータを収集するためのデバイスはソラコムで取り扱いのあるものを利用しました。

そして有志のセールスメンバー各々が開発したアプリのプレゼンを実施し、評価メンバーによる厳正な審査の上優勝者を決定しました。

参加者が開発したアプリは以下です。

当ブログではグランプリ優勝者である石田(issy)と特別賞を受賞した私(chisato)が開発したアプリをご紹介させていただきますが、そのほかにもご興味ございましたらお問い合わせください。

Issyの執務室&寝室の空調最適化アプリ

大柄な体格のissyは暑がりなのに冷え性であるという難儀な体質であることから頻繁にリモコンで空調の温度を変えなくてはいけないことが煩わしく、快適な温度に自動で空調を制御してほしいという思いから開発に至ったそうです。執務室があるなんてすごいなぁと思ったのですが、まさかのウォークインクローゼットを執務室代わりにしているようです。

Fluxは外部システムとデータをやり取りするための仕組みであるWebhookが使えるため、室内に設置したGPSマルチユニットの温湿度だけではなく外部の天気予報データと連携することができ、より広がりのある活用ができます。室内の温湿度と外気温を元に生成AIに最適なエアコン設定を導き出して、さらにWebhookでスマートリモコンを制御しているようです。ここにひらめきを感じます。

アプリケーションの概要

アプリケーションの構成

自宅にいない時や自宅にいても執務室や寝室にいない時は空調の制御が不要のため、GPSマルチユニットの二つのセンサーを活用しました。一つはGPSセンサーです。外出時はGPSマルチユニットを持ち歩き、自宅から離れている時はエアコンをオフにします。また自宅にいても執務室や寝室以外にいる時は、加速度センサーを利用して、端末を表や裏に返したりすることで解決しました。

このように実際の運用を意識することで、最適なIoTデバイス選びをすることも重要です。ソラコムでは多数のパートナー様のIoTデバイスをご紹介することも可能ですのでお気軽にご相談ください。

chisatoの冷蔵庫内 飲料缶カウントアプリ

私は家庭を支えつつ、パートナーと二人の元気いっぱいな子どもたちを育てています。日々、育児や仕事、家事に追われることもあり、知らず知らずのうちにストレスを抱えることもありましたが、昨今のスマドリブームでお酒を控える生活を続けています。グランプリでは、冷蔵庫の飲料缶をカウントをするアプリを開発すれば、アプリの動作検証のために消費する必要がある(!)と考え、このプロセスを楽しみつつ開発しました。

冷蔵庫の中の画像取得にはソラカメを使いました。ソラカメは100gと非常に軽いため、冷蔵庫の中の天井部分に両面テープを使って固定することができました。また付属の電源ケーブルがきしめんのように平べったいので、ケーブルを外に出したまま冷蔵庫を閉めることもできます。

アプリの開発はこちらのブログを参考にしました。大学時代のJava言語以来プログラミングには触れてきませんでしたが、ブログを見ながらコピー&ペーストするだけであれば全く問題ありませんでした。カスタマイズには多少の技術知識が求められるため、未経験の方は社内にいる経験者の方を頼るか、一度ソラコムセールスにご相談いただければと思います。

アプリケーションの構成

画像を生成AIに渡して解析をお願いする際にどんな解析をして欲しいのか指示を出してあげる、つまりプロンプトを書く必要があり、私はここで非常に苦労し、余計に缶の消費が激しくなりました。私が生成AIと試行錯誤した経緯は以下の通りです。

普段通り複数種類の缶をランダムに並べる
それぞれの缶の特徴を丁寧にプロンプトに書きましたが、流石に人間に見えないものは生成AIにも見えるわけがなく、どの種類の缶がどのくらいあるかは分かりませんでした。白黒であることや中央が白く光ってしまいより難しくなっていたので、扉を開けた時にカラー画像を取得したらうまくいったかもしれません。
不自然なくらい綺麗に敷き詰める
これでそれぞれの缶を判別できるようになりました。ただこれでは手前にある缶しか認識できず、冷蔵庫の奥行きを考慮して後ろにどれくらい缶があるのかを推測することはできませんでした。 缶の直径や冷蔵庫の幅や奥行きを伝えて推測させるという試みを20回ほど試しましたが、ことごとくうまくいきません。 隠れている缶がカメラに映るように冷蔵庫の棚を一段減らして上から撮るようにすれば一瞬で解決することでしたが、冷蔵庫のスペースを無駄にすることになりますし、試行錯誤する中で、生成AIは使い手次第で可能性があるぞという気がしてきたので引き続き挑戦することにしました。
上部にAとかいたガムテープを貼ってみる
上にAとかいたガムテープを貼ってみて、そこから後ろに5缶並べられるというプロンプトに書き換えてみると、真ん中のサッポロクラシックだけ5缶と回答がきました。
ガムテープのAをそれぞれの列に書き足す
これで全て5缶ずつと回答するようになりましたが、缶が減っている列については考慮してくれません。
Aのガムテープの下に貼り、さらにその後ろにBのガムテープを貼る
手前にAとBの両方が見えていれば3缶、Aのみであれば4缶と回答してと伝えると、見事に正しく回答が返ってきました。

最終的なプロンプトは下記です。

A、B、Cとテープの数を増やしていけば一番後ろの列までカウントできたかと思いますが、ここで全ての缶を飲み干してしまったため、ここまでとしました。

グランプリを開催して

プログラミング未経験のセールスでもそれなりのアプリを開発することができ、またアプリ開発を通じてFluxと生成AIの可能性を実感しました。

みなさまいかがでしたでしょうか。Fluxも生成AIもアイディア次第で様々な活用の可能性がございますので、ぜひ一度お気軽に試していただき、また何かお力添えできることがございましたらお問い合わせいただけますと幸いです。

― ソラコム岡村(chisato)

投稿 SORACOM Flux グランプリ開催!セールスメンバーの挑戦と成果SORACOM公式ブログ に最初に表示されました。

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