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Ryzen 7 9800X3Dを搭載するゲーミングPC「ZEFT R59CE」の魅力を聞いた

あの話題作で快適に狩るためのBTOPC、ASRock・AMD・パソコンショップSEVENが出した答えとは?

2025年01月15日 11時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

提供: セブンアールジャパン

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来年発売するタイトルに合わせて期待値が上がっているAMD Radeon
AFMF 2によるフレームレート上昇にも注目

──御社でRadeonシリーズを基本構成で組み込んでいるパソコンを見るのはめずらしいように感じます。

中嶋氏:先ほど11月ごろに弊社でゲーミングPCの受注が増えたというお話をしましたが、その中でRadeonシリーズを選ぶお客様が目に見えて急に多くなりました。また、問い合わせ件数もかなり増えています。

佐藤美明氏(以下、佐藤氏):描画負荷の高いゲームが増えてきて、Radeonシリーズで利用できるFSR 3(FidelityFX Super Resolution 3:最先端のアップスケーリングおよび先進的なフレーム生成テクノロジ)やAFMF2(AMD Fluid Motion Frames 2:AMD Ryzen プロセッサと Radeonグラフィックスに対応した環境において画質の向上、パフォーマンスの向上を実現するフレーム生成テクノロジ。AFMF 2はAFMFよりさらなる画質の向上、レイテンシー低減が実現している)といった機能により、フレームレートがかなり向上する点がユーザーに受け入れられてきたのかなと思います。オープンベータテストでは、まだ最適化作業が継続中だったのでFSR3の効果は十分に発揮できていなかったですが、このあたりは製品版では弊社も協力のうえ、改善されるでしょう。

内部の様子。内部は外観とは異なり黒一色だ

──AFMF 2のフレームレートの上昇率はすごいですよね。

佐藤氏:ええ、しかもドライバレベルで実現している機能ですので、ゲーム側の対応が必要ないという利点もあります。AFMF 2では仮想スクリーンモードでも効果が発揮できるようになりましたし、多くのゲーム環境でAFMF 2の恩恵を享受できるようになっていると思います。ちょうどそういった機能のアップデートと、オープンベータテストの時期が重なって、Radeonシリーズの注目度が高くなったのかとも思います。

原口有司氏(以下、原口氏):実際、弊社の製品の中でも、Radeon RX 7900 XTX(以下、RX 7900 XTX)とRX 7800 XT搭載モデルは、そのあたりから人気が高まった印象があります。弊社では古くからAMDマザーボードを手掛けてますし、それこそRadeonシリーズも扱ってきました。そのおかげか、Radeonシリーズにおける国内シェアもかなり高くなっています。オープンベータテストでも、かなりインフルエンサーさんがRadeonシリーズでテストを行なう際に、ありがたいことに弊社のカードを選んでくださり、満足のいくパフォーマンスが得られていたようです。

AFMF2のアドバンテージについて語る佐藤氏と原口氏

──ドライバーも今後より最適化が施されていくのでしょうか?

佐藤氏:その予定でいます。いま、弊社のエンジニアがかなり最適化の作業を進めています。FSR 3.0に関してはゲームメーカーさんの協力も必要ですが、Radeon以外のGPUでも使用できる機能ですので、発売されたらぜひユーザーさんには試してみてもらいたいですね。また、ドライバーソフトの「AMD Software: Adrenalin Edition」では、動作クロックの変更はもちろんのこと、パワーリミットを設けたり、GPUクーラーのファンの回転数を固定したりというカスタマイズが、インストールしているゲームごとに設定が可能です。さらに、Radeon ReLiveという機能で、プレー中のゲーム画面の録画や配信もかなり簡単に行なえます。

佐藤氏によるとAAAタイトルへのドライバーの最適化作業もすすめられているという

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