Ryzen 7 9800X3Dを搭載するゲーミングPC「ZEFT R59CE」の魅力を聞いた
あの話題作で快適に狩るためのBTOPC、ASRock・AMD・パソコンショップSEVENが出した答えとは?
2025年01月15日 11時00分更新
ASRock製のビデオカードはコダワリも満載
パーツを1つずつ見直して安定性を向上
──このZEFT R59CEに搭載されているビデオカードは、どこのメーカーのものですか?
中嶋氏:「Radeon RX 7800XT 16GB」での販売でブランド固定ではございませんが、ASRock製を購入させていただくことが多いです。今回搭載品はASRock「AMD Radeon RX 7800 XT Challenger 16GB OC」(以下、RX 7800 XT Challenger)ですね。ASRockさんのラインナップでRX 7800 XT搭載モデルは、Phantom GamingとSteel Legend、それにこのChallengerの3シリーズが用意されているのですが、今回はコストパフォーマンスが優れるモデルを選択しています。高いゲーミング性能を備えつつも、価格を抑えたほうがお客様に喜んでいただけると考えました。
原口氏:このRX 7800 XT Challengerですが、かなりこだわった製品開発を行なっています。たとえば、一般的なビデオカードでは、電源回路に60A対応のパワーチョークを採用していることが多いのですが、RX 7800 XT Challengerでは90A対応品のさらにグレードの高いものを使用しています。これにより極限までノイズを抑えることができ、コイル鳴きと呼ばれる現象も起こらないように努めています。上位モデルはGPUクーラーのファンが3基になっていたり、ヒートシンクが大きくなっていたりするのですが、電源回路自体や周辺のコンデンサーや、それにGPUクーラーのファンなどは、上位モデルと同じものを使用していますので、下位のシリーズではあるのですが、高品質のままコストダウンを実現したモデルでもあります。製品開発を行うにあたり、AMDさんのデザインガイドに沿っているのですが、弊社では使用するパーツを1つずつ見直していまして、安定性が高く、しっかりと信頼が置けるチューニングを施しています。
──RX 7800 XT以外のRadeonシリーズはBTOに用意されるのですか?
中嶋氏:Radeon RX 7600 / 7700XT / 7800XT / 7900XT / 7900XTXでのご用意があります。今特に人気があるのは、搭載品の7800XTと最上位7900XTXです。
──マザーボードもですが、AMD製品というとASRockを思い浮かべる人も少なくないと思います。
原口氏:ASRockがRadeonグラフィックスカードの取り扱いを始めたのが2018年からになるのですが、ストライプ・リング・ファンやエアデフレクターフィンといった独自機能や使用するコンポーネントのこだわりなど、これまで培ってきたものが、今開いてきてるって感じですね。製品が売れる要素として価格も大切なのですが、Radeonシリーズに関しては、AMDさんと協力して高性能ながらも価格を抑えるといったコストパフォーマンスの追及も行なっています。RX 7800 XT Challengerは、かなり静音性が高く、ユーザーさんからも高評価を得ています。最初はRadeonシリーズのユーザーさん自体が少なかったので、そういった評判もあまり聞こえなかったのですが、AMDさんの頑張りもあってGPUが高性能化し、それとともにユーザーさんも増え、弊社の認識が広まったという印象です。
中嶋氏:実際、弊社におけるAMDプラットフォームでは、ASRockさんのマザーボードを採用することが多く、お客様にご好評をいただいています。そのマザーボードと同じメーカーのビデオカードが選べるというのは、ASRockさんの強みだと思います。
