国産大規模言語モデル「PLaMo Prime」を法人向け生成AIサービス「Tachyon 生成AI」に搭載
エムシーデジタル
テクノロジーをもって企業の課題解決を支援するエムシーデジタル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:河内 伸学)は、GPT/Gemini/Claudeの複数LLM利用が可能な法人向け生成AIサービス「Tachyon(タキオン) 生成AI」において、株式会社Preferred Networksの子会社である株式会社Preferred Elements(本社:東京都千代田区、代表:岡野原 大輔)社製の国産大規模言語モデル「PLaMo」のフラッグシップモデル「PLaMo Prime」を搭載しました。
世界トップクラスの日本語性能を実現
「PLaMo Prime」は、文章生成、要約、翻訳、テキスト分析まで、幅広い自然言語タスクを解決するために、高品質な学習データセットを構築し、さらに日本語タスク向けの追加学習を行ったモデルです。これにより、モデルサイズを抑えた上で世界トップクラスの日本語性能を実現しています。日本語性能を評価するベンチマーク「Jaster 0-shot」および「4-shots」において「GPT-4」をはじめとした国内外の主要なLLMと同等もしくはそれらを超える日本語性能を記録しています(参照1, 2)。
「PLamo Prime」の特徴
高精度な日本語処理
「PLaMo Prime」は、日本語の文脈理解やニュアンスを的確に捉える能力を持ち、ビジネス文書の作成や翻訳作業において、より自然で正確なアウトプットを提供します。
効率的なリソース活用
モデルサイズを最適化することで、コストを抑えつつ、高性能かつ高速な処理を実現。これにより、より効率的な生成AIを活用したタスク遂行が可能となります。
多様な自然言語タスクへの対応
文章生成、要約、翻訳、テキスト分析といった多様なタスクに対応可能で、企業の様々な業務ニーズに柔軟に応えます。
「Tachyon 生成AI」では、最大4つのAIモデルの出力を同時に比較可能な「モデル比較機能」をご活用いただくことで、各モデルの特徴を理解しながら、効率的に最適な出力結果を取得することができます。
モデル比較機能を用いて複数LLMから同時生成した「Tachyon 生成AI」の操作画面
(参照1:https://www.preferred.jp/ja/news/pr20240807/)
(参照2:https://www.preferred.jp/ja/news/pr20241202/)
複数LLMを選択できることで生まれる新たな価値
「Tachyon 生成AI」では、今回搭載された「PlaMo Prime」の他、OpenAI社が開発するLLM「GPT」、Google社開発「Gemini」、Anthropic社開発「Claude 3/3.5」を搭載しています。現在、以下11個のモデルをご利用いただけます。
「Tachyon 生成AI」に搭載されているLLM一覧
上記モデルシリーズを適材適所で活用することで、業務における生成AIの実行水準を高めることが可能となります。
例えば、高度な文章理解や文章生成を必要とするタスクには「Claude 3.5 Sonnet」「PLaMo Prime」を、画像をテキスト化するようなマルチモーダルな処理には「GPT-4o」「Gemini 1.5 Pro」を、大量の文章を高速で処理したい場合には「GPT-4o mini」「Gemini 1.5 Flash」を使用するなど、各種LLMの長所を活かした柔軟な活用が可能となります。
本アップデートにより、ユーザー様のビジネスへの生成AI活用の幅が広がることを期待しています。
「Tachyon 生成AI」の概要
「Tachyon 生成AI」はエムシーデジタル株式会社が手掛ける月額550円(税込)(※1)からご利用可能な法人向け生成AIサービスです。入力されたデータは生成AIの学習に使用されないセキュアな環境下で生成AIをご活用頂くことが可能です。
個別の業務ユースケースに特化した機能を多数提供しております。
「Tachyon 生成AI」の機能一覧
<主要な機能>
- チャット機能:GPT/Gemini/Claude/PLaMoの複数LLMから選択して生成AIとチャット形式での対話が可能。画像を入力としたマルチモーダルな会話や、文書ファイルを活用した要約やQA機能も搭載。
- カスタムアシスタント機能:複数の文書ファイルを一括アップロードすることで、バックオフィス業務における問い合わせ対応や、日常業務におけるドキュメント整理を効率的に実施することが可能。
- アノテーション機能:自由記述のアンケートデータ等をタグ付けして集計可能にすることで、テキストデータの定量化を推進し、集計作業の業務効率化や意思決定の高度化を支援する機能。
- 議事録自動作成機能:音声や動画ファイルを登録することで、1時間のMTGに対し、15分程度で文字起こしと議事録を自動作成する機能。日常の議事録作成業務を大幅に効率化することが可能。
- Web検索連動機能:最新のインターネット情報を参照し、より正確かつ最新の情報に基づいた回答を生成する機能。回答に参照ページが表示されるため、ユーザーはエビデンスを容易に確認することが可能。
※1:ユーザー一人当たりの金額。ご利用人数により変動します。
無料トライアルについて
現在、無料トライアルを実施中です。無料トライアルでは「Tachyon 生成AI」の全ての機能をご利用いただけます。サービス説明やトライアルをご希望の企業様は、以下URLより必要事項を記入のうえ、お申し込みください。
https://www.mcdigital.jp/tachyon_genai/
今すぐ試せるデモ版について
「Tachyon 生成AI」は、登録後すぐに試せるデモ版をご用意しております。無料トライアルに先んじて機能や価値をご体感頂けます。今回搭載された「PLaMo Prime」に加え、「Claude 3.5 Sonnet」や「GPT-4o / GPT-4o mini」「Gemini 1.5 pro」をご利用頂けます。ぜひ、「Tachyon 生成AI」の価値をご体感ください。(※2)
※2:デモ版は、一部機能の制限がございます。なお、無料トライアル前の簡易利用を想定しておりますので、利用期間は一ヶ月とさせていただいております。また過度なご利用が確認されたアカウントについては、弊社からご連絡の上、ご利用を一時停止させていただく場合がございます。
エムシーデジタル株式会社について
エムシーデジタル株式会社は、三菱商事株式会社の100%出資により設立された、最高峰の技術水準を保有するテクノロジーカンパニーです。デジタル化によって社会はますます高度に複雑化しています。当社はテクノロジーをもって企業の課題を解決するプロフェッショナル集団として、全産業をフィールドにデジタルプラットフォームを構築し、世界中の産業を変える大きなインパクトを生み出すことを目指しています。
また、企業対抗プログラミング競技大会「PG BATTLE」で2年連続優勝(2021年、2022年)、世界的なプログラミング大会「Meta Hacker Cup 2022」にて日本人1位(13位入賞)などの実績があり、さらにKaggle Grandmaster・Masterが多数在籍しています。
会社名:エムシーデジタル株式会社/MC Digital, Inc.
代表取締役社長:河内 伸学
住所:東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 日比谷三井タワー11階
設立:2019年9月12日
従業員数:81名(2024年10月時点)
資本金:1億円(内、資本準備金5000万円)