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グーグル、新しい推論AIモデル OpenAI「o1」に対抗

2024年12月20日 10時00分更新

文● G. Raymond 編集●ASCII

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 グーグルは現地時間12月19日、新しい推論AIモデル「Gemini 2.0 Flash Thinking Experimental」を発表した。プログラミング、物理学、数学などの複雑な問題に対し、解決までの思考過程を段階的に示しながら推論する。

 Google DeepMindのチーフサイエンティストであるジェフ・ディーン氏によると、新モデルは軽量・高速処理に特化した「Gemini 2.0 Flash」の速度と性能を基盤としながら、推論を強化するように特別に訓練されたものだという。

 新モデルは現在、AI開発プラットフォーム「Google AI Studio」を通じて実験版として利用可能で、入力は3万2000トークンまでで画像とテキストの入力に対応し、出力は8000トークンまでのテキストのみとなっている。

 新モデルはOpenAIの「o1」シリーズに対抗する形で、推論能力を特に強化したAIモデルと位置づけられている。

 

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