リジェネソーム株式会社は、株式会社IDDKとMOUを締結し、宇宙環境におけるエクソソーム生産装置の共同研究を開始しました

スペースシードホールディングス株式会社



スペースシードホールディングス株式会社（本社：東京都港区、代表：鈴木健吾）の子会社であるリジェネソーム株式会社（本社：東京都港区、代表：佐久間善太郎、以下「リジェネソーム」）と株式会社IDDK（本社：東京都江東区、代表：上野宗一郎、以下「IDDK」）は、2024年12月に、宇宙実験に特化したエクソソーム生産装置の共同開発に向けたMOU（基本合意書）を締結しました。これにより、両社は宇宙環境を想定したエクソソームの新たな生産技術の研究・開発を進めることを目指します。
背景と目的
宇宙空間は微小重力や宇宙放射線などの特殊な環境があり、地上とは異なる細胞の挙動や老化プロセスが進行することが知られています。このため、宇宙は抗老化研究においても新たな知見を得られる貴重な場とされています。リジェネソーム社は、エクソソームの研究および抗老化技術の開発に強みを持ち、IDDK社はワンチップ顕微観察を用いた宇宙バイオ実験（MicroBioSpaceLAB）に関するユニットなど宇宙実験用の高度なデバイス開発において数多くの実績があります。

本MOUを通じて、IDDKは宇宙環境でのエクソソーム実験システムの開発及びエクソソームの生産システムを開発し、リジェネソームは、同システムを用いた宇宙環境でのエクソソーム実験及びエクソソームを用いた医療技術の開発を行います。

両社は、宇宙環境でのエクソソーム生産技術の確立を目指すとともに、地上での医療・ヘルスケア分野への応用も視野に入れています。

IDDKが開発した地上実証実験ユニット（BBM）



IDDKが開発したMicro Bio Space LAB Unit


各社からのコメント

リジェネソーム株式会社 代表取締役 佐久間善太郎
「今回のMOU締結により、宇宙環境という特殊な場を活かしたエクソソーム生産の新たな可能性を探求できることを大変嬉しく思います。宇宙での研究成果が、将来的には地上の抗老化技術や再生医療に貢献することを期待しています。」


株式会社IDDK 代表取締役 上野宗一郎
「リジェネソーム社との協業により、私たちの宇宙実験デバイスの技術がエクソソーム研究の進展に寄与できることを大変楽しみにしています。宇宙環境の特性を活かし、革新的な技術を共に開発していきます。」


株式会社IDDKの会社概要
社名：株式会社IDDK
本社所在地：東京都江東区富岡1-12-8 アサヒビル309
代表取締役：上野　宗一郎
事業内容：顕微観察装置の研究・開発・製造・販売、顕微観察周辺技術の開発・製造・販売
設立： 2017年6月
HP：https://iddk.co.jp

リジェネソーム株式会社の会社概要
社名：リジェネソーム株式会社
本社　：東京都港区
代表者　：代表取締役CEO 鈴木 健吾、代表取締役社長 佐久間 善太郎
事業内容：ナノ粒子等を用いたロンジェビティー技術の研究開発と実装
設立　：2024年7月
HP：https://regenesome.com/

スペースシードホールディングス株式会社について
スペースシードホールディングス株式会社は、「SFをノンフィクションにする」をミッションとして、投資活動、研究活動ならびに事業創出を行う宇宙系ディープテックベンチャービルダーです。発酵とロンジェビティー技術の社会実装を支援する「Fermentation and Longevity Fund」プログラムの運用などを軸に、社会課題を解決する事業の創出に取り組んでいます。2040年までに各種ステークホルダーとともに、人類が宇宙空間で居住するのに必要な技術を揃えることを目指しています。
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