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T教授の「戦略的衝動買い」 第805回

キーボードのステップスカルプチャーの美に盾突く、超かわいい子熊キーキャップを衝動買い

2024年12月07日 12時00分更新

文● T教授 撮影● T教授 編集● ASCII

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キーキャップ

チェリーMX互換のキーキャップにはさまざまなものがあるが、子熊がかわいいタイプを衝動買い

チェリーMXで使える子熊のかわいいキーキャップを発見
早速衝動買いした

 筆者はキーキャップの上に印字されている文字を見ないと満足にキーも打てないキーボード素人だ。しかし、なぜかキーのタッチとその時に発する音にはこだわりがある。その昔、毎日のように使っていたダム端末のカチャカチャ音と深いストロークのIBM3270キーボードの影響が強いようだ。

 なので、誰に遠慮も必要ない自宅では、キースイッチのデファクトスタンダードなチェリーMXの緑軸を搭載し、TrackPointも付いた台湾TEX社製の「Shinobi」「Shura」(「台湾TEXのスペースセーバーキーボード「Shura」(修羅)を衝動買い」)の2台のキーボードを登場時からずっと愛用している。

 IBM3270ほどではないが、いずれもステップ・スカルプチャー ビューティと呼べる形状で、打鍵時のサウンドもカチャカチャとレガシーで超リッチなキーボードだ。昨今では静音キーボードやノック音のしないボールペンなど、気配り型商品が人気らしいが、引きこもりで昭和な筆者には無縁の世界だ。

 そんなチェリーMXキースイッチ互換のキーキャップをリプレイスして楽しむキーキャップ・ガジェットは以前から多い。筆者も大昔に清水の舞台から飛び降りたつもりで衝動買いした、Macintosh PlusやIBM PCの外観をうまく再現したキーキャップなどを手に入れて遊んでいる。

キーキャップ
キーキャップ

過去にはこんなレトロPCを模したものも

 今回はそんなチェリーMX互換で比較にならないほど超かわいい子熊のキーキャップを見つけて衝動買いした。ここでは勝手に「カブキャップ」と名づけて呼ぶことにする。

縦に2つ分で成立するキーキャップゆえに
自然に付けられる場所が限定的となる

 カブキャップは1頭身。頭と同サイズの胴体と2つでセットだ。どれもチェリーMXキーキャップサイズギリギリの大きさ。丸くかわいい曲線で覆われているので見た目はチョット大きく感じる。

キーキャップ

袋に入っている時点ですでにかわいい

キーキャップ

取り出したところ、ちょっと大柄にも感じる

 裏返すと中央には世界標準であるチェリーMXのキーキャップにある十字型溝のソケットがある。この溝に本体であるMXキースイッチ中央にある十字型断面のステムとドッキングすることで安定したキーストロークが実現する仕組みだ。

キーキャップ

裏側には十字型のソケットが

 カブキャップは前述したように頭と胴体でペアなので、うまくこの2個を左右のズレなく上下位置に配置できる場所がかわいく見える場所だ。しかし残念ながら、パソコンのキーボードはコンパクトな5段配列キーでも、レガシーなThinkPad7段配列キーでも、各段のキーの横並び位置は半分近く左右にズレているのが一般的だ。

キーキャップ

上下段で半分ずつズレているキーが多いので使えるキーは限定される

 なので今回のTEX社SHURAキーボードの場合も上下2個の同じサイズ(1u)のキーキャップが縦に横ズレすることなく縦に同列に並んだ箇所は多くない。上下カーソルキーの代わりには使えそうだが1uより小さい。

キーキャップ
キーキャップ
キーキャップ

場所的にはカーソルキーはよさそうだったが、通常のキーよりやや小さめだ

 最終的にカブキャップを使えそうな箇所は「M」と「カタカナ・ひらがな」、「<」と「右Alt」、「>」と「Win」、「?」と「右Ctrl」の上下2個の4ヵ所だけだった。最終的に「>」と滅多に使わない「Win」に決めた。

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