絶対行きたい! この街のあの名所 第129回

華やかな光に包まれた冬の函館に巨大クリスマスツリーが出現!

文●越智龍二 イラスト●サタケシュンスケ

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 北海道の中では比較的雪が少なく、冬でも過ごしやすい函館市。津軽海峡に面した渡島(おしま)半島の南東部にある街は、日本で最初の国際貿易港として開港した歴史があり、どこか外国に来たような異国情緒あふれる街並みが広がります。「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で三ツ星が付いた「函館山からの眺望」をはじめとした絵になる街としても知られ、多くの映画やドラマの舞台にもなっています。

 毎年冬になると、CMにも起用された海を見渡す八幡坂(写真)や、教会や歴史的建造物が立ち並ぶ元町エリア、五稜郭がイルミネーションで装飾され、美しい光に包まれた市内でロマンチックな時間を過ごすことができます。なかでも、ベイエリアの赤レンガ倉庫前海上に巨大なクリスマスツリーが出現する「はこだてクリスマスファンタジー」は、函館の冬の風物詩。今回は、市民はもちろん、多くの観光客も楽しみに訪れるこの人気イベントをご紹介します。

花火との競演も♪ 15万球で装飾されたロマンチックなツリーにうっとり

 函館駅から歩いて約15分のベイエリアで行われる「はこだてクリスマスファンタジー」。今年は11月30日から12月25日(水)まで開催されています。イベントのシンボルとなるのが、赤レンガ倉庫前の海上に浮かぶ巨大なクリスマスツリー。約15万個のイルミネーションで装飾したツリーは、誰もが写真に収めたくなるフォトスポットにもなっています。ツリーは、毎日16時30分から17時45分と、18時から22時まで点灯。時間の経過とともにツリーの色が変化していきますが、1日3回、各15分間だけツリーが赤色に染まる「プレミアムレッドツリー」も行われるのでこちらも注目です。また、ツリー再点灯となる18時にはカウントダウンとともに花火を打ち上げ。12月13日(金)~15日(日)、20日(金)~22日(日)、24日(火)・25日(水)には、通常よりボリュームアップした「JRAプレミアム花火」も行われます。そして、毎年好評のスープバーももちろん開催。地元で人気のお店が赤レンガ倉庫前歩道に出店し、“地産地食”をテーマに函館周辺の食材を使用した温かいスープを販売します。冷えた体をほっこり温めてくれるスープは、冬のイルミネーションを楽しむお供にぴったりです。

2024 はこだてクリスマスファンタジー
DATA
期間:開催中~12月25日(水)
場所:赤レンガ倉庫群前海上
電話:0138-27-3535(はこだてクリスマスファンタジー実行委員会)
http://www.hakodatexmas.com/


 函館に来たら新鮮な魚介は外せません! 冬はヤリイカをはじめ、ウニやホタテなどが旬。さらに市民が冬の楽しみにしているコラーゲンたっぷりのごっこ汁や、有名な大間のマグロと同じ津軽海峡を漁場とする函館・戸井産のマグロなどもおすすめです。イルミネーションを楽しんだ後は、これらのおいしい海鮮も味わって冬の函館を満喫してください。

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