【レビュー】エナジースコア、AGEs指数って何? 「Galaxy Watch 7」のヘルスケア機能を使い倒した
2024年11月16日 12時00分更新
新機能「AGEs指数」は睡眠時に自動測定
そして、Galaxy Watch 7の新機能の目玉となっているのが「AGEs指数」を計測できる機能。AGEs(エイジス)とは、タンパク質や脂肪分子が糖分子によって酸化されるときに体内で自然に発生する「終末糖化産物」とのこと。
正直なところ、説明を聞いただけではピンと来なかったのですが、年齢とともに蓄積され、基礎代謝や老化に影響するものだそう。50代の筆者としては、非常に気になります。
Galaxy Watch 7に搭載された「光学式生体信号センサー」を使用し、装着して睡眠をとると、自動的に測定される仕組み。「ラボ」と記されているので、まだ開発段階の機能ではありますが、特に何もせずに測定されるので、簡単に習慣づけられそうです。
スコアが激しく上下するわけではなく、ゆっくりと上昇していくものなので、普段はあまり意識することがないかもしれません。「Samsung Health」アプリには、AGEs指数を改善するためのアドバイスも記されています。
食事で摂取したカロリーを記録することもできるが……
Galaxy Watch 7には毎日の食事を記録する機能もありました。ウォッチでは摂取したカロリー量しか入力できず、不便に感じたのですが、「Samsung Health」アプリでは食べたものを選ぶと、自動でカロリー量が計算されるようになっていました。
毎日の消費カロリーの過不足がわかるわけですが、食べ過ぎを警告する機能があったり、エナジースコアに反映されたりしたら、もっと食生活を意識するようになるのになぁと思いました。現状では、入力の手間のわりに、活用メリットが少ないと感じたのが本音です。
Galaxy Watch 7のヘルスケア機能は非常に多彩。ワークアウトや睡眠をトラッキングした結果も詳しく表示され、他社のスマートウォッチを一歩リードしている印象を受けました。すべてを使いこなそうとは思わず、必要な機能を使うだけでも満足できるでしょう。
ただ、必要かどうかを見極めるために、一度は使ってみるべきです。あとは、グローバル版では実装されているというECG(心電図)機能が、まだ日本では使えないところが残念なところですね。
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