ご多分に漏れず電卓が大好きな筆者
メカニカルキースイッチ搭載の電卓を衝動買い
広く浅くガジェット全般に趣味のある筆者は、マニアというには恐れ多いが、読者の皆さんと同じように「電卓」も大好きだ。
それほどたくさんの電卓を集めているわけではないが、今でもときどき家中の電卓を集めて見てひとり悦に入っている。ところが発売日に家族に買ってもらいプレゼントされた大事な「カシオポケットMINI」だけが、今も宅内行方不明だ。
古い電卓に惹かれた時期もあったが、基本的に好きなデザインは合理的で無駄のない新旧BRAUNの電卓だ。本体カラーがホワイトやブラックなどを筆頭にいくつかのモデルを使っている。デザインのためのデザインではない、キータッチの良さや電卓としての機能は今でも秀逸だ。専用ケースに滑り込ませると自動的に電源オフになるギミックも楽しい。
そしてここ数年メインで使っているミニデスクトップPC用に、メカニカルキースイッチを搭載したキーボードにハマっている。どうもその心地よいタッチの影響からか、そのキーボードと同じキースイッチを採用した電卓に興味は移ってきている。ここ2年ほどの間に使う機会は少ないのに、2台も衝動買いしてしまった。
Cherry MX互換の巣イットを採用した電卓はすでに2台購入
1台は本連載でもご紹介したPCキーボードのテンキー部分だけを取り出したような「TENTAKU」だ。
キットなので自由にキースイッチを選べるので筆者は別の目的で使っていたチェリーMX緑軸を使って組み上げた。最高のタッチだったが50年以上前の1972年に発表された名機「カシオミニ」と同じく、桁数が6桁しかなく、使用するチャンスはますます限定的だ。
そしてもう1台は、同じくアウテム(OUTEMU)社のCherry MX互換青軸メカニカルキースイッチを採用したロフリー(LOFREE)社の製品。ロフリー社がエントリー向けのキーボードなどで採用している、同じ丸いキーキャップを使った可愛いイメージの10桁電卓だ。
メカニカルキースイッチだけでなく、レトロなデザインも特徴
「8BitDo Retro 18 Mechanical Numpad」
そして今回の衝動買いしたのが、筆者にとって3台目となるメカニカルキースイッチ採用の電卓でゲーム用コントローラーなど周辺機器を数多く販売している「8BitDo」ブランドの「Retro 18 Mechanical Numpad」(以降、メカニカル10パッド)という製品。キースイッチはカイル(Kailh)ブランドのCherry MX互換の白軸を採用している。
メカニカル10パッドは外観カラーにも凝っていてキーキャップと本体フレームの色違いでファミコン風カラーやIBM PCキーボード風のモノラルカラー、そして筆者の衝動買いした昔懐かしいコモドールC64風のカラーコンビネーションなど4モデルが用意されている。機能的にもキーロールオーバー搭載で経理のプロの早打ちにも対応できそうだ。
メカニカル10パッドの本体上部には、USB Type-Cポートがあり付属のUSB Type-Cケーブルを使って本体の内蔵充電池に充電可能。満充電になると、赤色LEDの最高位の3桁に「100」と表示される。内蔵バッテリーは1000mAhのリチウムポリマー電池で、約4時間の充電で満充電となり、160時間使用できるようだ。
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