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数坤科技社(Shukun)心臓CT画像解析ソフトウェアCareverse(TM) CoronaryDocを販売開始

PR TIMES

クレアボ・テクノロジーズ株式会社
東京|2024年10月15日




クレアボ・テクノロジーズ株式会社(東京都千代田区、代表取締役CEO兼社長:山田 理一、以下「クレアボ」)は、Shukun Technology Co., Ltd.(中華人民共和国北京、CEO:Anne Ma、以下「Shukun社」)が開発した心臓 CT 画像解析ソフトウェア 「Careverse(TM) CoronaryDoc」の認証を取得し、国内販売を開始しました。本ソフトウェアは汎用IT機器にインストールして使用され、院内PACS・CT装置の心臓CT画像解析を行います。従来手作業で再構成、解析及び画像保存される心臓CT画像を、AIを用いたソフトウェアで処理する事で、医療現場の負担を軽減します。

Careverse(TM) CoronaryDoc の特長
1. 作業効率に優れたワークフローを提供
冠動脈CTの撮像データから医療画像処理技術と人工知能(AI)アルゴリズムによって冠動脈を抽出し、虚血性心疾患の診療のために必要な3次元画像、CPR画像、Stretch画像を作成します。人手を介さずに画像作成が可能となり、心臓CT画像処理に必要な時間を短縮し、ワークフローを改善します。

2. ディープラーニング技術による心筋、冠動脈、狭窄(ステント、プラーク)の識別
AIアルゴリズムによって狭窄が疑われる部位を識別し、プラーク解析を行います。石灰化、非石灰化および混合プラークなどの特性を識別し、結果を基に狭窄部位を解析します。冠動脈ラベル、狭窄度、プラーク性状、ステントの有無などを識別し、構造化レポートを作成します。

3. マルチユーザーの使用環境
ソフトウェアは最大20端末の同時ログイン操作に対応します。医師の画像解析ツールとしても運用可能です。


日本における心疾患は悪性新生物<腫瘍>に次ぐ第二の主な死因であり*1、高齢化や生活習慣の変化に伴い、心不全患者数は現在の120万人から更に増加する*2と推定されています。迅速な治療が必要となる急性心筋梗塞の患者数も約80,000人*3に達しており、疾患の早期発見と治療が重要です。国内では64列以上の検出器を有するCT装置の普及により、冠動脈疾患の的確な診断が可能となっていますが、CT撮像データの増大とその解析に人を介したマニュアルの処理が必要であるため、医療施設における人的負担が増大する課題があります。

今回、クレアボが販売を開始した「Careverse(TM) CoronaryDoc」では、CT装置の撮像データを、人手を介さずに画像解析が可能となり、約3分以内で心臓CTの画像処理をシステム側で実施し、診断に必要な画像や構造化レポートを保存することができます*4。また、AIアルゴリズムは冠動脈領域の描出から、狭窄が疑われる部位の識別、プラーク解析などを行い、それらの情報を構造化レポートとして作成します*4。
高齢化に伴い心疾患患者は今後さらに増加し、CTによる正確な診断が求められる環境において、「Careverse(TM) CoronaryDoc」はワークフローの改善とデータ解析ツールとして活用いただけます。

なお、本ソフトウェアは2024年10月31日(木)から11月3日(日)まで沖縄コンベンションセンターで開催される 「第1回 日本放射線医療技術学術大会(JCRTM2024)」にて、当社ブースで展示されます。

クレアボは今後も医療現場を支援する優れた製品を提供することで、日本の医療における課題解決に寄与していきます。


クラス分類: 管理医療機器
一般的名称: 汎用画像診断装置ワークステーション用プログラム
販売名: 心臓 CT 画像解析ソフトウェア CoronaryDoc
認証番号: 306ADBZX00046000


お問い合わせ先
クレアボ・テクノロジーズ株式会社
営業部
E-mail: sales@clairvotech.com

*1 厚生労働省、令和5年(2023)人口動態統計(確定数)の概況
*2 Y. Okura, et al., Impending epidemic: future projection of heart failure in Japan to the year 2055, Circ. J. 72 (2008) 489-491, https://doi.org/10.1253/circj.72.489.
*3 一般社団法人日本循環器学会 IT/Database 部会、2023年実施「循環器疾患診療実態調査(JROAD)報告書」
*4 製品解析結果は必ず医師による確認を行ってください。必要に応じて修正する必要があります。