「自慢デバイス」ではなくなった折りたたみスマホ
サムスン電子が初代Galaxy Z Flipを出してから5年以上が経過し、もはや折りたたみスマートフォンは誰もがビックリするような珍しいデバイスではなくなってしまった。
「人に見せて自慢できる」ようなデバイスではなく、存在が当たり前になりつつあるなかで、メーカーとしても「大画面化」「小型軽量化」「バッテリー寿命改善」といった従来の競争軸での戦いに落ち着きつつあるのだ。
しかし、それでは既存のスマートフォンから折りたたみに乗り換えようという強い需要には結びつかない。
もはや、どんなメーカーでも折りたたみスマートフォンが作れるようになりつつあり、参入障壁もかなり低くなっている。
値段においても、ZTEがソフトバンクとタッグを組むことで、数万円で手に入る販売施策もするなど、「高いから買わない」という心理的ハードルも解消されているはずだ。
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