既視感しかない「ハンディカム持ち」
やはり、単なる画面サイズやバッテリー容量でスマートフォンの価値を競っていたら、折りたたみよりも従来のスマートフォンのほうが分が良いに決まっている。
そんななか、折りたたみスマートフォンは「こんな機能が使いたいから、ぜひ既存のスマートフォンから折りたたみに乗り換えたい」という強い欲求までは生み出せていない気もしている。
確かに、折りたたみスマートフォンは、閉じればシャツの胸ポケットにも入るほどコンパクトになり、携帯性に優れている。一方で、開けば大画面となり、YouTubeなどの動画も見やすい。
ノートパソコンのように置いておけるという構造の特徴を生かし、Galaxy Z Flip 6では自撮りする際に目の前に置いて撮影できる、というスタイルを訴求している。
Xiaomi MIX FlipではVlog需要として、まるでハンディカムのように動画を撮影できるスタイルをアピールしていたが、同様の持ち方、撮影方法は他社もとっくの昔に提案しており、既視感しかなかった。
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