個人投資家の新たな支援ツール「Lambda」β版リリース。ポートフォリオ管理がより簡単に

　合同会社Novalisは、個人投資家向けポートフォリオ管理ツール「Lambda（ラムダ）」のβ版を9月18日にリリースした。

　Lambdaは、個人が主体的に資産運用を行う際に必要な銘柄分析からリバランスまでのプロセス全体をサポートするツールだ。専門的な金融用語や複雑なリスク・リターンの計算、ポートフォリオの最適化手法を支援し、より良い投資判断を下せるように設計されている。

　Lambdaの主な機能には、銘柄分析、ポートフォリオ分析、配当金分析、リスク分析、リターン分析が含まれる。生成AIを活用した銘柄分析機能では、財務諸表や配当利回りの時系列データ、経営陣の取引履歴等、様々な情報を視覚化。さらに、インタラクティブなチャートで直感的にデータを確認できるという。

　ポートフォリオ分析機能では、評価損益や資産配分を視覚的にサポート。配当金分析では、過去の配当実績や将来予測を基に、予想利回りや受け取れる可能性のある配当金を算出。リスク分析には「ブラック–リッターマン・モデル」も導入しており、最適な保有割合をシミュレーション可能。また、元本割れ確率もシミュレーションし、長期運用のリスクを軽減するサポートも提供する。

　今後は、さらに多くの資産クラス（投資信託、債券、先物、仮想通貨など）を追加し、法人・教育機関向けプランの展開も予定している。これにより、個人投資家だけでなく、企業や教育機関も高度な資産管理ツールを利用できるようになる。

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