このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

石川温のPCスマホニュース解説 第211回

KDDIローソン、狙いは“学生” 「無料ギガ」と「吊るし」でアピール

2024年09月20日 11時30分更新

文● 石川温

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 三菱商事、ローソン、KDDIは9月18日、「未来のコンビニ」に向けた合同記者会見を開催。三菱商事とKDDIによる共同経営体制となったローソンは今後、「リアルテックコンビニエンスストア」を目指すとして、様々な取り組みが明らかになった。

 なかでも注目を浴びているのが、KDDIが手がけるオンライン専用ブランド「povo」だ。「povo Data Oasis」として、povoユーザーはローソンに訪れると1回あたり100MBがもらえるという施策で、月に最高1GBまで付与されるサービスが年内にも始まるという。

povo

 かつて、povoは「ギガ活」として、ローソンで500円以上を購入して初めて300MBがもらえるという施策を展開していたが、今回からはローソンに訪れるだけで、ギガがもらえるようになるのだ。

 さらにKDDIでは、2024年度内にローソンにおいてギガチャージ専用のeSIMを全国のローソンで展開していくという。KDDIの髙橋誠社長は「povoをあらゆるキャリアのサブ回線に」として、NTTドコモやソフトバンクのユーザーにもpovoをサブ回線として持ってほしいとアピールする。

 記者会見終了後、一部メディアのインタビューに応じた髙橋社長は「昔、GREEでやったような『吊るし』をローソンでやりたかったんだよね。データチャージカードでもやってきたが、『吊るし』はいわばプロモーションとして効果は絶大で、povoを知ってもらうチャンスになれば良いと思っている」と語る。

KDDI 髙橋誠社長(「ローソンでハピろー!」ポーズ)

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン