三菱商事、ローソン、KDDIは9月18日、「未来のコンビニ」に向けた合同記者会見を開催。三菱商事とKDDIによる共同経営体制となったローソンは今後、「リアルテックコンビニエンスストア」を目指すとして、様々な取り組みが明らかになった。
なかでも注目を浴びているのが、KDDIが手がけるオンライン専用ブランド「povo」だ。「povo Data Oasis」として、povoユーザーはローソンに訪れると1回あたり100MBがもらえるという施策で、月に最高1GBまで付与されるサービスが年内にも始まるという。
かつて、povoは「ギガ活」として、ローソンで500円以上を購入して初めて300MBがもらえるという施策を展開していたが、今回からはローソンに訪れるだけで、ギガがもらえるようになるのだ。
さらにKDDIでは、2024年度内にローソンにおいてギガチャージ専用のeSIMを全国のローソンで展開していくという。KDDIの髙橋誠社長は「povoをあらゆるキャリアのサブ回線に」として、NTTドコモやソフトバンクのユーザーにもpovoをサブ回線として持ってほしいとアピールする。
記者会見終了後、一部メディアのインタビューに応じた髙橋社長は「昔、GREEでやったような『吊るし』をローソンでやりたかったんだよね。データチャージカードでもやってきたが、『吊るし』はいわばプロモーションとして効果は絶大で、povoを知ってもらうチャンスになれば良いと思っている」と語る。
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