このページの本文へ

大谷イビサのIT業界物見遊山 第74回

今回の戦略的な提携はAWSよりオラクルの方が実利あるよなーと思った

2024年09月12日 09時00分更新

文● 大谷イビサ 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Oracle Database@AWSを発表するラリー・エリソン氏

 今週火曜日に発表されたオラクルとAWSの戦略的な提携(関連記事:オラクルとAWSが「Oracle Database@AWS」発表、AzureやGoogleに続く“分散クラウド”提携 )に関してどう思っただろうか? 記事のSNS投稿はとても面白い。

 「クラウド市場で高いシェアを誇るAWSの軍門に、いよいよオラクルも降った」とも見えがちだが、個人的にはマルチクラウドに自社製品のデータベースを展開できるオラクルの方が実利が高いと思っている。オラクルから見るとGoogle CloudやAzureとは従来のパートナーシップは今回はより強化され、AWSと差をつけられている点も面白い。真の友達になるにはやっぱり時間が必要なのだ。

 はっきりしているのは、AIの時代、データをどこに置くのかがきわめて重要という点。長らくOracle DB以外の選択を考えたことのなかったエンタープライズ企業も、これからはどのクラウドに置くかを選べる。そして、エンジニアたちはクラウド時代に改めてOracle DBに向き合う必要が出てきたと言えるかもしれない。好きか嫌いかは別として。

文:大谷イビサ

ASCII.jpのクラウド・IT担当で、TECH.ASCII.jpの編集長。「インターネットASCII」や「アスキーNT」「NETWORK magazine」などの編集を担当し、2011年から現職。「ITだってエンタテインメント」をキーワードに、楽しく、ユーザー目線に立った情報発信を心がけている。2017年からは「ASCII TeamLeaders」を立ち上げ、SaaSの活用と働き方の理想像を追い続けている。

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事

アクセスランキング

  1. 1位

    デジタル

    約3000人のハッカーが侵入できなかったpCloud すべてはユーザー自身のデータを守るため

  2. 2位

    ITトピック

    PC価格高騰で4割の企業が「調達を延期」/“謎のExcelマクロ”は業務継続リスク/日本のデジタル行政、利用率・満足度とも最低レベル、ほか

  3. 3位

    ITトピック

    「原則出社」命じる企業とテレワーク社員の意識ギャップ/“推し活依存”自覚するZ世代が2割/シニアの利用が盛んな○○アプリ、ほか

  4. 4位

    sponsored

    専門家が分析するSCS評価制度・153項目 中小企業に最適な対策のアプローチは?

  5. 5位

    sponsored

    高齢者をポットで見守る「みまもりほっとライン」 25年続く「サービスの温もり」とは?

  6. 6位

    ビジネス・開発

    首都高が「AIの高利用者」を1年で10倍に 非IT人材に刺さったGemini Notebookと“泥臭い”浸透策

  7. 7位

    データセンター

    600km超離れたデータセンター間でシステム全体を「完全自動復旧」 日立・NTTドコビジらが実証に成功

  8. 8位

    ビジネス・開発

    フィジカルAIの突破口、「現場データ」を価値に変えるソリューション

  9. 9位

    TECH

    「SCS評価制度」取得を目指す中堅・中小製造業のリアル 富士工業が考える「セキュリティは経営に役立つのか」の答え

  10. 10位

    TECH

    【提言】AIエージェントの“暴走”を防ぐには 安全なAI業務活用には対策が不可欠

集計期間:
2026年08月26日~2026年09月01日
  • 角川アスキー総合研究所