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人気スマートウォッチ&バンド深掘りレビュー 第19回

【レビュー】Suicaも使える多機能さが魅力「Galaxy Watch 7」ヘルスケア機能の充実度はトップクラス

2024年09月07日 12時00分更新

文● 村元正剛(ゴーズ) 編集●飯島恵里子/ASCII

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ヘルスケア機能の充実度はトップクラス

 ワークアウトのメニューは、初期設定されているタイルから素早く起動できました。ウォーキング、ランニング、自転車などは、運動を自動で検出し、計測に導いてくれる機能があります。ウォーキングは10分で認識するようで、計測を習慣づけることができそうです。デュアルGPSを搭載しているためか、位置情報の取得が速く、精度も高い印象。ウォーキング中に立ち止まった場合の計測の停止・再開も的確で、各種センサーの精度も高いように感じられました。

多彩な運動を記録できる。目標を設定したり、音声ガイドを有効にしたりと、細かい設定が可能

ワークアウト中の画面表示も見やすい

 ウォッチで計測したデータは「Samsung Health」アプリに同期されます。記録される情報は詳しく、ただ腕に巻いているだけでも、心拍数、血中酸素レベル、睡眠の状態などの細かいデータが蓄積されていきます。その日に心身の準備の度合いを示す「エナジースコア」というものも表示され、健康的な生活に向けたアドバイスも得られます。いろいろなメーカーのスマートウォッチを使ったことがありますが、ヘルスケア関連機能の充実度はトップクラスだと思います。

計測されたデータは「Samsung Health」アプリで振り返れる。豊富な情報が見やすく表示される

バッテリーは毎日充電が必要

 バッテリー容量は425mAh(40mmモデルは300mAh)で、常時表示をオフにした場合は最大40時間、オンにした場合でも最大30時間の電池持ちを見込めます。初期設定で常時表示(Always On Display)がオンになっていたので、そのまま使っていますが、電池はギリギリ1日は持つけど、充電は毎日必要という印象。

 例えば、フルに充電して朝8時から使い始めて、約1時間のウォーキングをし、睡眠もトラッキングした日は、翌朝6時頃に目覚めると電池残量は10%ほどになっていました。残量が15%になると、省電力モードへの切り替えを勧める画面が表示されるのですが、ヘヴィーに使った日には、朝から使い始めて夜には15%になっていました。睡眠をモニタリングしたい場合は、就寝前、お風呂に入っている時間などに充電するのがよさそうです。

付属の充電器はマグネット式でウォッチの背面にピタッとくっつく

毎日充電しているが、省電力モードに誘導されることが時々ある

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