iPad1台で配筋検査を簡単にする3D配筋検査システム「Modely」、サービス開始から約1年で導入件数が100件を突破!
DataLabs株式会社
検査にかかる所要時間を平均6分の1に削減。今後は3次元設計データ(BIM/CIM)を用い、設計値の登録から合否判定の自動化、その後の維持管理での利活用を目指す
DataLabs株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:田尻 大介、以下DataLabs)は、この度3次元配筋検査システム「Modely」の契約件数がリリースから約1年で100件を突破したことをご報告いたします。ゼネコンのみならず、工事発注者(インフラオーナー)にも導入頂く機会が増加しており、今後現場での活用実績を元にさらに機能を改善、拡充する予定です。土木分野のみならず建築分野でもModelyを活用した建設業界の生産性向上に寄与するとともに、国土交通省が本年4月に策定した、「i-Construction 2.0」の実現に寄与すべく、役割を果たしてまいります。
「Modely」サービスサイト:https://www.datalabs.jp/modely
3次元配筋検査システム「Modely(モデリー)」とは
Modelyは点群データを活用した3次元配筋検査システムです。LiDAR付のiPad等でスキャンした鉄筋の点群データをModelyにアップロードし、検査範囲を画面上でクリック指定するだけで、範囲内の鉄筋を一斉に検出し、自動モデル化します。自動生成したモデルから、鉄筋本数・鉄筋間隔等の検査項目を自動計測し、帳票を自動作成することが可能です。また、かぶり厚や重ね継手長も計測することができます。点群データ・3次元モデルや作成した帳票は、施工者と発注者間でクラウド上での共有が可能で、現場と工事事務所や工事発注者とのデータ連携や遠隔監理等を実現します。
※NETIS登録番号 CB-230008-A
Modely専用サイト
問い合わせ先
Modely導入のメリットと活用事例のご紹介
これまでModelyを導入いただいた現場において、主に下記のような省力化等の実績が確認できております。
- 従来方法による配筋検査では、メジャーによる計測や写真の撮影、検査帳票の作成等に160万円程度の人件費がかかるが、Modelyを活用することで、トータルコストを100万円まで低減。
- 検査作業に要する時間が、5分の1程度に低減(150分/回→30分/回)。
- 点群取得からモデリングまでiPad上で完結するため、高価格の専用ソフトや専用計測デバイスが不要。UIも簡素で誰でも使いやすい仕様。
主な活用事例
大鉄工業株式会社&西日本旅客鉄道株式会社
左から吉川様(西日本旅客鉄道株式会社※本文中ではJR西日本と表記)大橋様(西日本旅客鉄道株式会社※本文中ではJR西日本と表記)市川様(大鉄工業株式会社)布袋様(大鉄工業株式会社)江藤(DataLabs株式会社)
鉄筋の種別作成機能のイメージ。主筋、配力筋などをグルーピングし色を変えて管理することが可能。それらを属性情報として配筋後の3Dモデルに格納することも可能となる
活用シーン:新駅の新設工事における基盤構造物の配筋検査
導入してみて感じたメリット:
- 専用のデバイスが不要
- 量の多かった帳票作成が自動でできるため、従来手法比約70%の省力化につながる
- 施工現場から他部門への情報共有もModely上で完結する
- 頻繁にアップデートがある
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佐々木建設株式会社
左から富山様(佐々木建設株式会社)逢坂様(株式会社井上組)藤岡様(株式会社井上組)喜来様(株式会社あいコンサルタント)
この現場では現在では若手に計測から帳票作成までを任せている
活用シーン:令和4-5年度 福井道路新野改良その1工事における配筋検査
導入してみて感じたメリット:
- 必要な範囲を一度にスキャンでき、写真では捉えきれない細部まで正確にデータを取得できる
- 足場の干渉など環境要因による点群取得範囲の懸念がない
- 2人で30分程度かかっていた作業を、Modelyでは1人で15分程度で完結できる
- 出来形写真が不要になり、必要な写真の枚数が1/5程度まで減少した
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株式会社横河ブリッジ
左から川北(DataLabs CS)大石様(株式会社横河ブリッジ)佐藤(DataLabs CS)
活用シーン:床版及び壁高欄での配筋検査
導入してみて感じたメリット:
- 計測から帳票作成までの工程で60%以上の省力化を実感(2人係りで3時間かかっていたものが、1人で1時間以内の作業で完結)
- 精度検証も±5mm以内の精度を確認
- 写真を使用したシステムでは難しかった複雑な配筋にも対応できる
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「Modely」製品ビジョン
配筋検査においては、現在検査帳票が納品物となっております。Modelyは3次元データを活用することで、従来配筋検査を行う際に求められてきた検査帳票作成業務の効率化と出来形管理写真の削減を実現してまいりました。これにとどまらず、今後は3次元設計データ(BIM/CIM)を用いて検査のあり方そのものを変えていくことを目指しております。
具体的には、配筋や躯体の3DモデルをModelyにアップロードするだけで、設計値の自動登録から合否判定までをシステム上で行い、その後の維持管理フェーズにおいても検査で取得したデータがシームレスに繋がる環境を構築して参ります。
「i-Construction2.0」実現に向けたDataLabsの取組
国土交通省は、建設現場の生産性向上の取組として、2016年度より、ICT施工をはじめとする「i-Construction」の取組を進めてきました。
同省は本年4月にこの取組をさらに前進させ、「i-Construction2.0」を策定。建設現場の生産性の向上のみならず、仕事のあり方そのものを変革し、抜本的な省人化対策を進める必要があることが強調されました。さらに、その実現のため、「デジタルデータを活用した配筋検査」が具体的な取組として位置付けられ、3次元設計データ(BIM/CIM)の適用も検討が開始されることも示されました。
DataLabsが提供する「Modely」は唯一の3次元データのインプット/アウトプットができる配筋検査システムとして、各種実証実験でも省力化の効果が証明されております。また、配筋検査(施工段階)で取得されたデータを属性情報として次工程である、維持管理においても利活用出来るよう、データ連携していく必要性も高まっております。今後更なる利便性向上に向けた開発を加速し「i-Construction2.0」の実現に貢献して参ります。
会社概要:DataLabs株式会社
点群データの自動3Dモデル化(BIM/CIM化)技術を基に、あらゆる建設業務を効率化するクラウドシステムの提供を行う。
設立:2020年7月
代表取締役:田尻 大介
所在地:〒103-0024 東京都中央区日本橋小舟町8-6
リリースに関するお問い合わせ
広報担当 板谷弥生
yayoi.itaya@datalabs.jp