AI inside調査 約9割がFAX受領を「もうやめたい」 それでもやめられない理由は
もううんざり? 製造業の約7割がいまだにFAXで受注業務
2024年08月30日 16時30分更新
OCRサービス「DX Suite」を提供するAI insideは、2024年8月29日、製造業の受注業務担当者を対象に実施した「受注業務における紙書類の利用状況に関する実態調査」の結果を発表した。
同調査では、受注業務担当者の95.2%以上が紙書類でやり取りをしていると回答。紙ベースでやり取りされている書類は、上位から「納品書」が60.5%、「請求書」が56.5%、「発注書」が51.7%と続いた。
また、紙書類でのやり取りがある回答者のうち73.3%が、「FAXによる書類の受領が発生している業務がある」と回答。うち、「かなりある」が25.9%、「ややある」が47.4%となっている。
FAXによる書類の受領業務がある回答者の中で、60.4%が受注システムに「手入力している」と回答。システムによって自動入力しているのは、34%に留まった。また、88.4%が「FAXでのやり取りをやめたい」と回答している。
FAXのやり取りをやめることができない理由のトップは、「取引先がFAXを利用しているため、他のツールに移行できない」となり、63%と断トツの回答となった。「効果的な代替ツールがない(32.2%)」が、「手書きの書類が多く、FAXの方が楽に送信できる(30.3%)」が続いている。
本調査は、2024年6月に、製造業に勤務する受注業務担当者329名を対象に実施された。