DXで地方企業を変革する - フリーランスコンサルタントの挑戦
株式会社アクリオ
IT業界のキャリアを活かし、地域に貢献するフリーランスコンサルタント
株式会社アクリオ(代表取締役CEO 植田 大貴、東京都品川区)が運営するフリーランスGoは、2024年8月24日に注目のオンラインウェビナーを開催いたしました。今回は、このウェビナーの実施レポートと、その様子の一部をご紹介いたします。
ウェビナーのテーマは「DXで地方企業を変革する - フリーランスコンサルタントの挑戦」。フリーランスGoを通じて活躍されているフリーランスコンサルタントの柳澤様にご登壇いただき、IT業界での豊富な経験と、現在取り組まれている地方企業のDX推進について語っていただきました。
柳澤様には、フリーランスとしての道のり、企業が直面する課題、そしてその解決策について詳しくお話しいただきました。変化する労働市場と技術革新の中で、特に地方企業がどのようにDXを推進し、競争力を維持・向上させていくかという重要なテーマに焦点を当てた内容となりました。
ウェビナーの具体的な内容の一部を、以下でご紹介いたします。
―― まず、これまでのキャリアについて教えていただけますか?
柳澤様:「私は新卒から約10年間、IT/インターネットサービス関連の企業で働き、WEBサービスの新規事業立ち上げやマーケティングを経験しました。その後、地元の群馬県に戻り、酒造会社の経営戦略室でDX推進を担当しました。ここでは、社内のIT戦略立案から実行まで幅広く携わりました。
具体的には、情報の一元化、ペーパレス化、在庫管理のデジタル化などを行い、WEBサイトのリニューアル、POSレジシステムのクラウド移行、ECサイトや楽天市場での店舗開設などのプロジェクトをリードしました。その結果、自社ECサイトの売上を前年比800%増加させるなどの成果を上げました。
2022年6月からは個人事業主として独立し、大手人材紹介会社の業務効率化プロジェクトや、群馬県吾妻郡長野原町と連携した『副業スクール・ナガノハラ』の立ち上げなど、多岐にわたる活動を行っています。」
―― フリーランスとして独立されたきっかけは何だったのでしょうか?
柳澤様:「自分の経験やスキルを活用して、より多くの企業の課題解決に貢献したいと考えたからです。特に地方企業はリソース不足など多くの課題を抱えています。現場に出向き、寄り添った支援をしていきたいという思いが強くなりました。」
―― クライアントからはどのような相談が多いのでしょうか?
柳澤様:「多いのは『DX化を進めたいが、推進できる人材がいない』という悩みです。また、『経営者はDXを進めたいが現場が変化を嫌がる』といったケースもあります。逆に現場がDXを望んでいても経営者が進めてくれないこともあります。」
―― なぜそのような状況が多いとお考えですか?
柳澤様:「人材不足から日々の業務に追われ、DXに関する知見が乏しい企業が多いのが現状です。また、DXセミナーを受講しても自社に最適な施策がわからないケースも多いですね。さらに、変化を嫌がる社内の反対勢力と対抗しながらDXを推進できる人材も不足しています。」
―― これまでに成果を上げた事例はありますか?
柳澤様:「ある企業では、社内情報の属人化による非効率な状況を改善するため、Google Workspaceの導入を提案し実現しました。導入後は利用説明会やマニュアル作成など、社内スタッフの運用レベル向上にも注力しました。結果として、会議開催数の70%以上削減や情報共有の迅速化、情報資産の一元化など、大幅な業務効率化を達成できました。」
―― 今後はどのような取り組みをされたいですか?
柳澤様:「DX人材の育成に力を入れていきたいと考えています。今後、どの企業もDXは避けて通れません。しかし、持続可能なDX推進のためには、社内にDXを推進できる人材を育成することが不可欠です。この点に注力していきたいと思っています。」
―― 貴重なお話をありがとうございました。地方企業のDX推進という重要な課題に取り組む柳澤様の姿勢に、大きな可能性を感じました。今後の更なるご活躍を期待しています。
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