東大発物流ロボティクスベンチャーRENATUS ROBOTICSが優勝 IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO
「IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO」レポート
以前はピッチコンテストでよく見かけたデジタルヘルスや環境問題を扱うスタートアップは少なく、バイオ系ではKomhamともう1社、廃棄プラスチックを再生樹脂に循環する「esa(イーサ)」や再生プラスチックペレットの「Repla(リプラ)」を製造する株式会社esaだけであった。フィンテックも1社だけで、家族やカップルで共有する決済口座とアカウントを提供するファミリーテック株式会社の「ファミリーバンク」が選ばれていた。
今回もAIを活用するスタートアップは多かったが、どちらかといえばツールの一つとして脇役のような位置付けであり、何にどう使って新しいものを生み出すかというアイデアや将来性が評価対象になっていたと感じる。IVS代表の島川敏明氏も「AIの活用が当たり前になり、AIと相性の良いサービスを組み合わせて、真の価値を示す時代になってきた」とコメントしている。優勝したRENATUS ROBOTICSやKomhamのような、AIを組み合わせるハードウェアの開発にもチャレンジするスタートアップが登場しており、来年はさらにどのような登壇者が選ばれるのか期待したいところである。