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M.2スロットに追加可能! PC-98の起動音を鳴らすためだけの装置「PC-98起動音ジェネレータ」に新版

2024年07月27日 10時00分更新

文● 鈴鹿 廻 編集● ASCII

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 PC-9800シリーズ起動時の“ピポ音”を鳴らすことができる「PC-98起動音ジェネレータ」にM.2版が登場した。技術系サークルProject Cによる同人ハードウェアで、SSD向けスロットの「M.2 Key B/M用」とWi-Fiモジュール向けスロットを使用する「M.2 Key A/E用」の2モデルをラインナップ。価格はいずれも2880円だ。

PC-98起動音ジェネレータ
PC-98起動音ジェネレータ

現代のデバイスでPC-98の起動音を鳴らすことができるという、酔狂なガジェットの新モデル。今回はM.2版が発売された

 PC-9800シリーズの起動音を鳴らすことができるガジェットの新バリエーション。これまでもアダプタータイプなど複数モデルが発売されてきたが、今回登場したのはM.2スロットに接続するタイプだ。

 PCI Express対応のM.2スロットを搭載したPCやシングルボードコンピューターに組み込むことで、起動時に懐かしの“ピポッ”音が聞けるというアイテム。PCI Expressのバスリセット信号をトリガーに使用しているため、電源投入時だけでなく再起動時にも音が鳴る仕組みになっている。

PC-98起動音ジェネレータ
PC-98起動音ジェネレータ

PCIe対応のM.2スロットを潰してしまうため、よく考えて使用したい。音量は控えめのため、デスクトップPCよりノートPCやラズパイなどに組み込む方がよさそう

 はんだ工作が不要な完成品で、基板上にはピポ音の長さを調整するボリューム、動作確認用のタクトスイッチを実装。ただしスピーカーユニットはかなり小型なため、音量が小さめな点は覚えておこう。

 また、一般的なM.2デバイスに比べて1mm程度厚みがある(M.2の規格は2mmのところ本基板は約3mm)ため、ノートPCなどによっては組み込めない場合がある点にも注意だ。

 

【取材協力】

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