1/時間配分をスケジューリングする
時短した時こそ、まずスケジュールを決めるといいです。今回は以下の計画で動く予定でした。
・月曜/ネーム作業(1日)
・火~木曜/AI原稿製作(3日)
・金曜/記事執筆(1日)
タイムアタックと言っても実際出来なかったら困るので、今までの制作日程を見返し、何かトラブルがあってもいけそうな余裕のあるスケジュールを立てました。完璧ですね。
そして月曜の昼に編集さんからこんなメールが来ました(※掲載許可済み)
「大変申し訳ありません!
週アス掲載分の校了日を来週だと思って進めていたのですが、木曜だったようで、原稿を12日に頂く形だと間に合わない可能性が出てきました。
漫画原稿・記事原稿を水曜(難しければ木曜昼)にいただくことは可能でしょうか」
おもしれー編集…。
突然の〆切前倒しにも対応できる! そう、AIならね。
嘘です。AIでもこの状況なら普通は落とします! これからAI導入する予定の企業の方も、AIだからと言って何でも解決すると思わないでください! AI使った所で作業するのは人間です!!
ですが今回については、企画趣旨的に状況含めて面白いのでOKしました。むしろちょっと美味しいなと思ったのは内緒です。1回目ですしね。2回目以降はRTX 4090搭載のBTO PCで手を打ちますのでよろしくお願い致します。
そんなわけで、原稿作業が3日→1.5日に短縮されました。計らずともタイムアタック開始です。
2/ネームには絵を入れず、セリフ+コマ割りのみ作る
AI漫画で時短する場合、ネームはこのようなセリフ+コマ割りのみで作ります。
単純に下絵を描いた方が時間がかかるのもありますが、下絵を入れてしまうとその構図に完璧に合う絵を入れたくなり、気持ち的な面でもAIガチャの難易度が上がってしまいます。どんな絵が入るかはふんわり考えておいて、そのコマのシチュエーションに近い絵が出たら当てはめる、という方法が一番早いです。「完成した絵でネームを作る」イメージですね。
ネームが完成したのが月曜夜。結局ネームも数時間で作りました。いつもはもう少し時間をかけてるのでネームもちょっと荒いですが、とりあえずここまでは当初の予定通りです。
3/AIモデルの選定
2024年7月現在、プロンプトの通りが一番良いのは間違いなくDALL-E3(GPT4)です。他の画像AIより頭一つ抜けてます。時短で漫画を作るなら、DALL-E3は外せないでしょう。
今までの経験から、時短をするならDALL-E3で元絵を作り、自分でマージした商用可能ライセンスのSDXLアニメ+リアル系白黒線画向きAIモデル+自分絵LoRAでi2iして画風を整える、の流れが一番早いです。今回はこれでいきます。
(次ページ:生成AIで漫画制作を極限まで効率化!)