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年次イベント「Datadog DASH 2024」基調講演レポート

Datadog、LLMオブザーバビリティからオンコールまで基盤を多面的に強化

2024年07月03日 09時00分更新

文● 末岡洋子 編集●大塚/TECH.ASCII.jp

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そのほかにも大量の新機能を発表

 このほか、オブザーバビリティでは、Kubernetes環境のリソース最適化のための「Kubernetes Autoscaling」(ベータリリース)も発表した。調査によると、Kubernetesワークロードの平均65%がアイドル状態であり、そのリソースを最適化することでコスト削減につなげる。

 ログ検索機能を強化するものとして、他のデータセットやSaaSアプリケーションからのデータを組み合わせて洞察を得られる「Log Workspaces」(ベータリリース)も発表した。

 セキュリティでは、ライブの本番データを使ってデバッグを行い開発者の生産性とコード品質を改善するという「Live Debugger」(ベータリリース)のほか、エージェントレスでホスト、コンテナ、サーバーレス機能の脆弱性を監視できる「Agentless Scanning」、Amazon S3バケット内の漏洩リスクのある機密データの分類と発見を支援する「Data Security」、実行時にアプリケーションコードの脆弱性を検出し、優先順位付けを行い、修正ステップを提案する「Code Security (IAST)」などを発表している(すべてベータリリース)。

セキュリティでは「Live Debugger」を発表

 分析では「Product Analytics」を発表した。ヒートマップやセッションリプレイなどの機能を使って、ユーザーがアプリケーションをどの世に使ってるのかを可視化したり、ユーザーの人口統計情報からセグメント別に分析するなどのことができる。

* * *

 このように、新たな機能が多数登場したDASH。今年2月からCMOを務めるサラ・ヴァーニ(Sara Varni)氏は、80近くの機能が表示されたスライドを背に「オブザーバビリティ、セキュリティ、データからのアクション――これらすべてを1つのプラットフォームで利用できるのが、Datadogの魅力だ」とアピールした。

基調講演で触れた新機能以外にも、さらに大量の新機能があると説明した

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