このページの本文へ

AIは漫画家の玉手箱なのか……実録:AIで描く漫画の実際 第3回

実録:AIで描く漫画の実際 ~生成AIで少女漫画に挑戦!

2024年06月29日 19時00分更新

文● 野火城 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

4/copainterで線画に色を塗る

 前回の背景でも一部使用し、今回も試しました。

 copainterの最大の利点は「難しいインストール手順などが不要、誰でも手軽にすぐに使えるウェブサービス」という部分でしょう。

 特に手描きの補助に特化したAIで、初心者にも大変使いやすくなっています。

 周囲を見ていると学習問題などを抜きにしてもAI使用までのハードルがかなり高いようです。自分の線画でAI色塗りを試してみたいけどローカルでの環境構築も複雑なウェブサービスも敷居が高い、という方におすすめです。

 用意するのは線画とカラーのベタ塗りレイヤーのみ!

 さっそくやっていきましょう。下記の線画と色塗レイヤーをcopainterにアップします。

 このくらいラフに塗ってもそれっぽくしてくれるのが嬉しい!

・ブラシ塗り

・アニメ塗り

・水彩塗り

 さらに良い所は、ローカルなどでは調整が面倒な塗りの画風を選択式で統一出来るところ、線画忠実度が高いところです。イラストはもちろん、漫画に色を付ける際に塗りに統一感が欲しい時などに最適でしょう。

 今後塗りの種類も増えていくようなので期待しています。

 自分も今回全ページ白黒で作ってcopainterでカラー化しようと思ったのですが、水彩塗りでも少女漫画風にするのが案外難しく、使用用途に合わなそうだったので見送りました。前回はカラーの背景の塗りに使ってます。人物だけでなく背景もおすすめ。

(次ページ:注目の新技術に挑戦!)

カテゴリートップへ

この連載の記事
ピックアップ