パナソニックは6月6日、撮影時の音声録音レベル調整が不要な「32bitフロート録音」に世界初対応した動画向けのミラーレス一眼カメラ「LUMIX DC-GH7」を発表した。発売日は7月26日で、市場想定価格はボディのみで27万4200円前後。
新開発の約2520万画素裏面照射型CMOSイメージセンサーを搭載し、高解像度と広いダイナミックレンジを実現。像面位相差AFも採用し、高速かつ高精度なオートフォーカスが可能という。飛行機や列車を自動認識したリアルタイム認識AF機能も追加されており、様々なシーンで撮影がしやすい。
映像は、高品質・低圧縮の「5.7K 30p Apple ProRes 422 HQ」「Apple ProRes RAW HQ」内部記録に対応(ただし4K以上の設定ではSDカードに記録不可)。音声は、撮影時に録音レベルを調整しなくてもゆがみのない音が記録できる「32bitフロート録音」に対応する。同社によれば、レンズ交換式デジタルカメラとして32bitフロート録音対応は世界初。
絵作り面では「ARRI LogC3」記録に対応しており、ARRI社のシネマカメラとのカラーマッチングが可能。プロフェッショナルな映像制作に適している。
LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.が付属する、標準ズームレンズキット「DC-GH7L」も同時発売(市場想定価格32万7500円)。