DMM Bitcoinは6月5日、同社サービスでビットコインの不正流出が発生したことを受け、流出相当分の全量保証に向けた資金調達計画などを発表した。
DMMグループ各社の協力で財務基盤を確保
本件は5月31日午後、DMM Bitcoinのウォレットからユーザーのビットコインが不正に流出していることを同社が検知したことで判明。不正流出量は4502.9BTC(約482億円相当)とされている。
同社は発生当日に不正流出分の全量保証を表明。今回発表された資金調達はこの全量保証に向けた財源確保を目的としており、DMMグループの各社から借入、増資、劣後特約付借入といった形で、6月10日までに合計550億円を調達する計画だ。
ユーザーに返還するビットコインの調達については、取引市場に影響を与えないよう配慮しながら進める予定で、具体的な返還予定日などは発表されていない。不正流出の原因についても引き続き調査中で、同社は詳細がわかり次第、発表するとしている。