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Stable Diffusion入門 from Thailand 第15回

画像生成AI「Midjourney」の使い方 思いどおりの絵を出すための「パラメーター」まとめ【最新版】

2024年05月31日 10時00分更新

文● 田口和裕

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飛び道具を期待する「--weird」または「--w」

 「weird(ウィアード)」は「奇妙な」という意味。画像のぶっ飛び具合を指定する、やや飛び道具的なパラメーターだ。

 初期値は0、0〜3000の整数で入力する。なお、このパラメーターはバージョン5以降のモデルで有効になる。

 では、以下のプロンプトで試してみよう。

プロンプト:Cats enjoying an outdoor BBQ party, some grilling food, with a festive atmosphere and colorful decorations

 この時点でまあまあ奇妙な画像ができてしまった。

パラメーターなし

 「--w 3000」と最大値でパラメータを追加してみよう。

プロンプト:Cats enjoying an outdoor BBQ party, some grilling food, with a festive atmosphere and colorful decorations -w 3000

-w 3000

 想像以上にウィアードなことになってしまった。

 以上、今回は主なパラメーターについて見てきた。これ以外にもクオリティーを調整する「--quality 」、いわゆるRAW画像風にする「--style raw」、上下左右どの方向にも繋げられる画像を生成する「--tile 」、ショート動画を作成する「---video」などのパラメーターが存在するので、Parameter Listを確認しておこう。

 次回は、最新アップデートで追加された話題の「Style Reference」「Character Reference」をじっくり検証していく予定だ。

田口和裕(たぐちかずひろ)

 1969年生まれ。ウェブサイト制作会社から2003年に独立。雑誌、書籍、ウェブサイト等を中心に、ソーシャルメディア、クラウドサービス、スマートフォンなどのコンシューマー向け記事や、企業向けアプリケーションの導入事例といったエンタープライズ系記事など、IT全般を対象に幅広く執筆。2019年にはタイのチェンマイに本格移住。
 新刊:発売中「生成AI推し技大全 ChatGPT+主要AI 活用アイデア100選」、:https://amzn.to/3HlrZWa

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