まつもとあつしの「メディア維新を行く」 第107回
〈前編〉Aiming小川文也さんインタビュー
『陰の実力者になりたくて!』の公認Discordはファンコミュニティー作りの最前線だ
2024年11月23日 15時00分更新
Xの代替ではない“異なる場所”が出現したという感覚
まつもと 大学でも仕事をしている私の例で言うと、有料化したSlackの代替サービスになるかなとDiscordを試してみたところ、学生がズラリとアクティブになっていてびっくりしました。
小川 (笑)
まつもと Slackは全然使ってくれなかったのに……。
小川 Discordだと積極的に話してくれる、と。
まつもと はい。ついでにどんなゲームをしているかも丸わかり、みたいな。現在はそういう雰囲気ですけれど、小川さんが驚いたタイミングはもっと前ですよね。それが今では9万人が『陰実』のDiscordに参加しています。
なお、Xの変化は直接影響しなかったということですけれど、仕様変更前はゲームの告知って結構Xが中心だったと思います。現在は、その中心が変わったのか、それともXとは異なる場ができたのか、どういう捉え方なのでしょう?
小川 我々としてはもう完全に“異なる場ができた”ですね。Xは今でも最重要視しています。
まつもと では、異なる場とおっしゃったDiscordを、どのようなコンセプトで運営されているのかうかがいたいです。
〈後編は明日公開〉
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