前田義晃氏(2018年、NTTドコモ「d払い」発表時)撮影:編集部
一部メディアが、NTTドコモの前田義晃副社長を社長にする人事を内定したと報道した(※ドコモは「当社が発表したものではございません」とコメント)。
これまでNTTドコモはNTT出身、あるいはNTT出身だが長らくNTTドコモに在籍していた人材が社長に昇格するのが定例であったが、前田氏はリクルート出身。実現すれば転職組がNTTドコモの社長になるのは初のケースとなる。
前田氏は2000年にNTTドコモに転じ、当時、一石を風靡していたiモードビジネスに携わっていた。その後も、共通ポイント「dポイント」など、NTTドコモと他のパートナーとの協業を幅広く手がけてきた。
NTTグループとして、前田氏をNTTドコモの社長に昇格させる狙いとしては、他社に大きく出遅れている「経済圏」の拡大だろう。
楽天が「第4のキャリア」として新規参入してきた前から、すでに国内キャリアは通信だけでなく「経済圏の拡大」競争に突入している。
この連載の記事
-
第199回
iPhone
アップル新型「iPad Pro」実物を見たら欲しくてたまらなくなった -
第197回
トピックス
なぜソフトバンクやKDDIのネットワークは強いのか 「2.5GHz帯のTD-LTE」最強説 -
第196回
トピックス
F1の裏に“レノボ”あり 500TBのレースデータを高速処理 -
第195回
トピックス
格安スマホ、キャリアより「シンプルで安い」とふたたび注目 -
第194回
トピックス
中国スマホメーカー、日本への攻勢強める 格安折りたたみスマホで勝負 -
第193回
トピックス
ドコモが狙う“スマホの次“ iPhoneから「Vision」の時代へ -
第192回
トピックス
KDDI「povo」世界進出へ “黒子に徹する”新ビジネスとは -
第191回
トピックス
スマホ基地局を安くする ドコモとNECが世界展開する「オープンRAN」とは -
第190回
トピックス
KDDI対ソフトバンク “快適な5G”競争に本気出す -
第189回
トピックス
ドコモはユーザーの期待を裏切らないよう、品質改善に資金をつぎ込んでいくべきだ - この連載の一覧へ