世界大会でトッププロにアドバイスされて、デバイス愛に火が付いた!
YamatoNさんのゲーム・配信に欠かせない10のアイテム、試したマウスは100種以上!?【前編】
ゲームタイトルによってマウスパッドを使い分け!
ZOWIE「G-SR II」、ARTISAN「NINJA FX ゼロ XSOFT」
YamatoNさん:3つ目のアイテムは、ZOWIEのマウスパッド「G-SR II」とARTISANの「NINJA FX ゼロ XSOFT」です。
──マウスパッドは使い分けられているのですか?
YamatoNさん:そうですね。2つの大きな違いは生地の素材による“滑り”です。G-SR IIは、「VALORANT」をプレイする際に主に使っています。めちゃくちゃエイム精度が重要なVALORANTでは、ZOWIEのマウスパッドの中でも一番すべらないG-SR IIを使っています。逆に「Apex Legends」など動きがめちゃくちゃ速いタイトルはARTISANのNINJA FX ゼロ XSOFTを使用するといった感じです。
ガラスのマウスソールによって滑りやすくなっているので、その分マウスパッドは滑りにくい物を選んでいるというのもあります。かなり滑りにくいマウスパッドを探しているならG-SR II、G-SR IIよりもうちょっと滑ったほうがいいという場合はNINJA FX ゼロ XSOFTを使うといいかもしれません。この辺りは好みもあると思うので、量販店で試してみるのがいいですね。
──ゲームによってマウスパッドを使い分けると、エイムを合わせるのは大変じゃないですか?
YamatoNさん:プロ選手の設定などを見ていても、例えば「オーバーウォッチ」からVALORANTに移行した選手はタイトルによって感度の設定とかは全然違うことのほうが多いので、やはりゲームによって正しいアプローチはあると思っています。そのため、マウスパッドも同じように分けたほうがいいなと思っています。
安定感があって使いやすい
ゲーミングキーボード SteelSeries「Apex Pro」
YamatoNさん:4つ目のアイテムは、ゲーミングキーボード「Apex Pro」です。
──フルサイズなんですね。デバイスに詳しくてVALORANTもプレイされているということで、ラピッドトリガー対応でテンキーレスを使っているのかなって勝手に予想していました。
YamatoNさん:Apex Proは結構前から使っていて、そのあと最近流行っているWootingの製品や60%キーボードを使ってみたんですけど、結局今はApex Proに戻ってきたという感じです。ゲームによってはF1~F3とか使うじゃないですか。そのときに60%だと面倒なんですよね。
──60%だと小さすぎましたか?
YamatoNさん:僕は結構強くキーを押すので、60%だと結構ガタガタするのが気になっちゃいました。あと、日本語入力ができないので、仕事で使う場合などは不便に感じました。その点、フルサイズキーボードだと強くキーを押しても安定感があります。
あと、ラピッドトリガーは素晴らしい機能だと思うんですが、ちょっと癖があるのも事実なんですよね。入力の反応が速すぎて、間違って違う入力が入っちゃったりすることもあって、自分はあまり慣れなかったです。その点、Apex Proはラピッドトリガーではなくアクチュエーションポイントが設定できるキーボードで、こっちのほうが私には合いました。
──ゲームプレイ以外の用途にもApex Proを使用されているんですか?
YamatoNさん:そうですね。フルサイズキーボードなので仕事でも過不足ないですし使いやすいので、今はすべてApex Proで行なっています。
1日3本は飲む、エナドリを色々飲んで今はこれ
エナジードリンク「レッドブル」
YamatoNさん:5つ目のアイテムは、「レッドブル」です。
──エナドリですね。ずっとレッドブルですか?
YamatoNさん:もともと「RAIZIN」っていうエナドリが好きだったんですけど、販売終了しちゃって。エナドリ自体が好きなので、色々試してみて今はレッドブルという感じです。今回用意してもらったサイズよりもう少し大きいやつを、1日3本くらい飲んでます。
──3本! かなりお好きなんですね。
YamatoNさん:結構低血圧なので、朝糖分を摂取するために飲んだりとか、あとはお昼と午後もしくは夜ですかね。
──エナドリ自体がお好きということですが、別のエナドリも出たら試されますか?
YamatoNさん:そうですね。今は味がレッドブルが一番好みなのでレッドブルを飲んでいますが、新しい製品が出たら飲んでみたいですね。
「そのデバイスで世界まで来たの?」とトッププレイヤーが驚いた
マウスとマウスパッドは100種類くらい試した
──YamatoNさんは、現役時代からデバイスにはこだわられていましたか?
YamatoNさん:初めのころは予算も少なかったので人からもらったマウスパッドとか、どこのメーカーかわからないマウスとかで世界大会まで行ってましたね。
──まじですか! どこからこだわり始めたんですか?
YamatoNさん:その世界大会で出会ったトッププレイヤーの方たちにアドバイスをもらったんです。アドバイスというか「おまえそんなデバイス使ってここまで来たのか、ヤバいな」みたいなことを言われました(笑)。
──トッププレイヤーもびっくりだったわけですね。
YamatoNさん:そこでオススメのデバイスとかを教えてもらって、そこからデバイスはこだわるようになりましたね。それからマウスもマウスパッドも、100種類以上試してきたと思います。
──100種類ずつ! めちゃくちゃデバイス好きになってるじゃないですか。やっぱりデバイスは勝つためには重要だと思いますか?
YamatoNさん:うーん、どちらかというとやっぱりFPSだとエイムを磨くとか、戦略を磨くといったことのほうが大切だと思いますね。それが9割くらいで、残りの1割がデバイスといった感じだと思います。
──なるほど。
YamatoNさん:ベトナムの選手でマウスパッドなしでプレイしていて世界大会まで来てるとか、60Hzのディスプレーを搭載したノートパソコンでVALORANTのレディアントまで行ったという選手もいますので。ゲームの根幹を抑えるというのが一番大切な気がしますね。ただ、プレイ環境を整ええて勝率を上げるという意味では、その1割もとても重要だとは思います。
──ありがとうございました。
以上が前半部分となる。マウスやマウスパッドを100種類試してきたくらいデバイス好きでこだわりを持っているYamatoNさんが今使っているデバイスであれば、信頼性はかなり高いのではないだろうか。
後半は、ゲーミングイヤフォンやディスプレー、ウェブカメラといった、YamatoNさんの欠かせないデバイスを紹介する。また、最近気になっているゲームについても聞いたので、ぜひ楽しみにしていてほしい。
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