750台のレノボマシンがレースのデータを監視・処理
レースをするサーキットは、例えば鈴鹿の場合、1周5km以上の長さにもなる。路面の周辺には28台のカメラが設置され、さらに無線で接続されたカメラが4〜8台、ピットウィールには3台、表彰台の前に2台など、あらゆるところにカメラが設置。マイクは147本となっている。
また、F1では10チーム20台のマシンがレースを戦うが、1台につき最大9台のオンボードカメラが設置されており、100台近いオンボードカメラからの映像を集め、放送に使っている。
サーキットの敷地内には38個のアンテナと、60キロ近い光ファイバー網が張り巡らされ、サーキットのサイドやオンボードカメラからの映像を流しているのだ。
鈴鹿サーキットのピットには「トラックサイド・イベント・テクニカル・センター(ETC)」という映像やクルマから集められるデータをすべて集積する作業場が存在する。その中には、F1に技術協力をしているレノボのノートパソコンやディスプレー、サーバーやワークステーションなど750台の機材が並び、F1マシンやサーキットから集められる映像やデータを監視、処理などをしている。もちろん、スタッフが持っているスマートフォンはレノボグループのモトローラだ。

この連載の記事
-
第263回
トピックス
「アクセシビリティは“人権”」アップルが40年間続ける取り組みとは -
第262回
トピックス
ソフトバンクとKDDIが“空の救助網” 雪山遭難、ドローンで発見 -
第261回
トピックス
スマホ5G“ミリ波”肩透かし 6Gは“センチメートル波”が鍵に -
第260回
トピックス
ドコモ苦戦 携帯3社、“値上げ”で明暗 -
第259回
トピックス
KDDI、通信品質で再び首位に ドコモとソフトバンクが不満「あの評価基準はおかしい」 -
第258回
トピックス
アドビ、AIで若年層開拓 “映える”画像を作りやすく -
第257回
トピックス
ドコモ経由の“NISAデビュー”増える マネックスか、SBIか、悩ましい選択に -
第256回
トピックス
KDDIドローン事業、9年目で軌道に乗る兆し 無人AIポート運用に成功 -
第255回
トピックス
楽天モバイル“値上げしない宣言”に他社が苦言 「自分たちでネットワークを構築しないくせに」 -
第254回
トピックス
クアルコム「Snapdragon」名称迷走 PC市場での認知施策が課題に -
第253回
iPhone
アップル新型「iPhone」全部比べた オススメはこれ - この連載の一覧へ












