「大丸有エリア謎解きイベント」ぼっちの方向音痴・謎解きビギナーでも超楽しかった!

文●風都ナツメ(LoveWalker編集部)

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 5月19日(日)まで、丸の内では謎解きイベント「大丸有エリア謎解きイベント【謎解き観光ミステリー大丸有とヒミツの案内人】」が開催中。「大丸有」とは大手町・丸の内・有楽町エリアのことで、エリア全体を使って行われる謎解きイベントなんです。私は10年くらい前に1回だけリアル謎解きゲームに参加したことがある「謎解きビギナー」。クイズのように知識を使うのではなく、ひらめきで謎が解けるので結構楽しかった印象があります。前回挑戦したのが約10年前とはいえ、私のひらめきはまだ健在なのでは? ということで、久しぶりに謎解きに挑戦してみました!

丸の内エリアを歩き回って謎を解くのだが、問題は……

 「大丸有エリア謎解きイベント【謎解き観光ミステリー大丸有とヒミツの案内人】」は、「History編」と「Art編」の2つのコースがあり、どちらを先にやってもOK。専用キットを購入し、スマートフォン(LINE)で案内人と会話をしながら進めていきます。どんな謎が出題されるのかというと、こちらがチラシの裏にあったサンプルです。

 実際に出されるのは別の謎ですが、傾向としては参考になります。これなら私も解けそうな気がする…。

キットは「TSUTAYA BOOKSTORE MARUNOUHI」「Marunouhi Happ. Stand & Gallery」「丸善 丸の内本店」で販売中。進め方の説明と、謎が書かれている冊子が入っています

 私は謎解きをしながら大丸有の歴史が分かる場所を巡る「History編」からスタート。LINE上で「次は◎◎に行ってね」という指示とマップが届くので、それに合わせて移動します。方向音痴の私は何度も真逆の方向に進んだり、曲がる場所ではない場所で曲がったり…。地図が読める人が本当にうらやましい!

見覚えのあるビルがあると「さっき進行方向左手にこのビルを見たな…」と自分の位置がなんとなく分かるようになってきた

 前方だけを向いて歩くと目の前180度ぶんの景色しか分かりませんが、真逆方向にも歩いているので後方180度の景色も把握できるのは、方向音痴の良いところかもしれません。

LINEでは訪れた場所近くにある、寄り道スポットも提案してくれます

 謎は訪れた場所に隠されています。なるべく自力で頑張って解こうとしましたが、結構難しくてLINE上でもらえるヒントをかなり参考にしました。なんとか解き切ったのは、開始から3時間後! 所要時間は「History編」「Art編」合わせて3時間からとのことなので、私は「History編」だけで想定所要時間を使い果たしたようです。いや~、ひらめきには自信があったんですが、まさか方向音痴が仇になろうとは(笑)。

LINEでこのエリアの歴史やうんちくを教えてくれるので、「そうだったんだ」という気付きがあって面白い

謎解きを楽しみながらアートも満喫できちゃう

 もう一つの「Art編」は丸の内の仲通りがメインエリア。ここにはたくさんのアート作品が並んでいて、それらを見ながら作品に隠された謎を解いていきます。こちらも歩きますが、仲通りは基本的にまっすぐな道なので迷わずに済むから安心。

カラフルな色合いで、春か夏をイメージしているのかな

 何度も歩いている仲通りですが、今回改めて「こんな作品あったんだ」と気付かされるものが多くありました。すべての作品に謎が隠されているわけではありませんが、LINE上で全作品の解説を見ることができるのも楽しい。こちらも「History編」同様、LINEで近くの寄り道スポットを紹介してくれます。

草間彌生さんの作品があることを今回初めて知りました。そういえば、特徴的なあの水玉模様だ!

 私の場合、「Art編」はあまりヒントに頼らず自力で解けることが多かったです。それでもヒントに頼ることもありましたが…。

頭の上にいろいろなモノが乗っていてユニーク

 仲通りでは、ちょうど「Marunouchi Street Park 2024 Spring」が開催中でした。都心の広場・公園的空間の在り方を検証する社会実験で、通りのあちこちにヴァンクリーフ&アーペルとフランス人アーティストのアレクサンドル・ベンジャミン・ナヴェ氏がコラボした春らしい華やかな装飾が施されていて、歩くのが楽しい! レポート記事もあるのでぜひ読んでみてください(記事はこちら→https://lovewalker.jp/elem/000/004/194/4194463/

写真を撮り合っている人たちもたくさんいました

 道中で私と同じく「Art編」に挑戦中の方を数人見かけました。同志がいると思うと心強いですね。この日は一人で謎解きに挑戦している方ばかりでしたが、友達同士など複数人であれこれ相談しながら解くのも良さそう。

 私は「History編」「Art編」合わせて約4時間かかりました。今回は1日で両方にチャレンジしましたが、2日に分けて挑戦することもできます。1日で巡るとなるとビギナーにはちょっと大変で難しい謎でしたが、建物やアート作品一つ一つに足を止める機会はあまりないので、大丸有エリアを知るという意味ではとても面白かったです。今度このような謎解きイベントがあったらまた参加してみたいな。

 この謎解きイベントは5月19日(日)まで開催中です。暖かくなってきて街歩きにもちょうど良い時期だし、楽しかったので友人にもおすすめしたいなあ。


謎解き観光ミステリー 大丸有とヒミツの案内人
開催日時:~5月19日(日)
開催場所:大丸有(大手町・丸の内・有楽町)エリア
内容:専用のキットを事前に購入し、スマートフォン(LINE)を使用して遊ぶ体験型コンテンツです。プレイヤーはスマートフォン(LINE)の指示に従いながら「歴史」と「アート」2 種類のコースからまちをめぐり謎解きを行います。
所要時間:3時間~(中断可能ですので、まとまった時間でなくともご参加可能です)
対象年齢:10歳以上
専用キット販売場所:
・Marunouchi Happ (https://marunouchi-happ.jp
・丸善丸の内本店(https://honto.jp/store/detail_1572000_14HB310.html
・TSUTAYA BOOKSTORE MARUNOUCHI(https://store-tsutaya.tsite.jp/store/detail?storeId=2046
金額:¥2,000(税込)
主催:(一社)大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会
企画・制作:RIDDLER


文 / 風都ナツメ(LoveWalker編集部)

東北出身。
居酒屋や旅先では初めて見る郷土料理や海外メニューを頼みがち。


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