“チーフGaiXerオフィサー”が語る「会社の変革期に『意思決定者』であるということ」〔FIXERはたらくひと図鑑〕
2024年04月10日 10時00分更新
本記事はFIXERが提供する「cloud.config Tech Blog」に掲載された「[AWS Card Clash] 【FIXERはたらくひと図鑑】#20 会社の変革期に「意思決定者」であるということ。新規事業立ち上げを知り尽くしたマネージャーの視点とは[マネージャー/生成AIコンサルタント]」を再編集したものです。
こんにちは、広報・マーケティングのしおざわです。
ついに! はたらくひと図鑑、記念すべき20本目です👏
今まで色々な方の手で、色々な方の「はたらき方」をご紹介してきた本シリーズ、 これからはより更新頻度も高く、お届けしていく所存でございます💪
さて、今回は...
ヘルプデスク領域にて責任者を務める、藤井さんにインタビューさせていただきました!
スマートな印象がありつつ、「新規事業」への想いは人一倍アツい藤井さん。
とても興味深いお話を伺うことが出来ました!
ぜひご覧ください!
自己紹介&経歴を教えてください!
塩澤: 簡単な自己紹介をお願いします!
藤井:2008年からサラリーマンやってます。
国内大手のIT企業に入社して、13年くらい海外事業に取り組んでいました。 新しいことをやるのが好きで、新規事業開発に携わる機会をいただいて、海外の色んな国で仕事をしていました。
インドに6年間いたりして、そこで精神的にも強くなりました笑
カルチャーショックも楽しみながら、大変なプロジェクトもいくつか担当しましたね。
その後、アマゾンに入社しました。と言っても、いわゆる物販をする部門です。ここでも新規事業開発をやってたんですが...
社会インフラに関わるような事業は、とにかく息が長いんです。
仕込みに2年、終わるのに10年みたいな。
スピーディに回らない部分がどうしてもあり、自分が学べる部分が限定されるな~と。
気がついたら50歳になっちゃうより、若いうちにたくさんチャレンジしたいと思い、小売業界に行きました。
小売業界では毎日毎秒オーダーが入るので、事業を立ち上げてすぐに成果が出るのは面白かったです。
特にデータドリブンで物事を考えることが、スキルやナレッジとして蓄えられたのが、自分にとって大きな収穫でした。
そうして培ったものをより大きなオペレーションの中で活かして新規事業を立ち上げたい!と改めて思い、2023年3月にFIXERに入社しました。
塩澤:ありがとうございます!
ん?そういえば2023年3月入社ってことは…
1年経ったんですね!おめでとうございます!👏
藤井:ありがとうございます笑
1日のスケジュール
塩澤:平均的な1日のスケジュールなど、教えてください!
藤井:1日の最初はチームメンバーのタスクを確認したりとか、ディレクションに使っています。
その後はお客さんとの打ち合わせや、そのために必要な準備・タスクに対応しています。
また、週に1回はチームメンバーと1on1をしていますね。
もちろん、急遽重要な打ち合わせが入ることもありますね笑
塩澤:わかってはいましたが、かなり忙しそうですね。
藤井:チームメンバーに前に出てもらって、仕切ってもらうようにはしています。
自分がプレーヤーとして作業する場面は、日々増えて、減っているような感じです笑
塩澤:ちなみに…プライベートは充実していらっしゃるんですか?
藤井:そうですね!
うちの家族は楽しそうにしていますし、うちの猫も楽しそうにしています笑
休日はかなりリラックスしてますね笑
FIXERを知ったきっかけ&入社前後の印象
塩澤:どうしてFIXERがいいなと思ったんですか?
藤井:スカウトをいただいたときに公式サイトや数字を拝見して、「今まさに経営的に変わる瞬間だ」と思いました。2023~2024年が勝負の年だな、と。
その後、社長の松岡さんとお話ししたとき、松岡さんの「投資姿勢でとにかくやり切って、会社を変革したい」という考えが、自分が事前に調べたFIXERのイメージとバッチリ合いました。
自分が役に立てる部分があるんじゃないかと思い、入社を決めましたね。
塩澤:今はどうでしょうか?
藤井:今のFIXERって“変革して伸びる時期”だと思うんです。
なんでFIXERおもしろそ~って思ったかっていうと…
ITベンダーの中では比較的歴史が浅いですが、HER-SYSを受注しましたよね。
それで数字が伸びたっていうのも1つの大きな側面ではあるんですが、あの規模の案件を実行できる創業15年くらいの会社って、あまり事例がないと思います。
FIXERの情報を見て、案件の取り方自体はとても上手いなぁと思いました。
ただ、FIXERが今後安定して成長するには、案件によらない事業推進が必要だろうなとも感じました。
HER-SYSなどの案件で知名度・実績・人材が揃ってきています。
今まで培ってきたクラウドでの開発能力に、それらを総動員すれば、すごくいい会社になると思いました。
その想いは、入社1年たった今も変わらないですね。
塩澤:「いい会社になる」っていう想いが変わらないのは、なんだか私もすごく嬉しいです!
逆に、ギャップを感じた部分や、ここがイマイチという点はありますか?
藤井:いい意味のギャップとしては、予想以上にチーム単位で色々やってることですね。
現在、僕はヘルプデスク領域にいます。
ヘルプデスクというと本来業務範囲は狭いんですが、FIXERの場合、本来のコールセンターワークの他にもリリースや試験など、技術的なナレッジが必要な作業も担当しています。
そうなると当然、トレーニングやマニュアルなど、お客さんにより深く接していく仕事も担当することになるので、非常に拡張性のある組織だなぁと思います。
逆にマーケティングは苦手な会社だなぁと思います。大方予想通りではありますが笑
ミドルマネジメントの人が経営層の一員として意思決定することは、まだ弱い。
「自分たちの持ってる事業を自分たちで牽引していく」という方向にマインドチェンジする必要があると感じます。
後進のリーダーを若い人の中から育てて、自分たちは舵取りに注力する。
自分もその一員として役割を拝命した身なので、頑張っていかないと!と思う次第です。
仕事で大事にしていること
塩澤:「自分の意思で事業推進する」ということは、藤井さんにとってのお仕事する上で大事にしてることでもありそうですね。
藤井:そうですね。
あとは、会社の新しい事業の柱を作ることが、今の一番の目標です。
属人性のない標準的な業務プロセスを作り、自分たちの対応できる分野を拡張する。
そうすることで、新規案件が増えても負担が一気に増えないようにするとか、新しい人が入ってきたときの学習コストを下げる。
そういうことも実現したいですね。
塩澤:実現できたら会社としても助かる部分なので、今後に期待です!
はたらく環境&現在のチームはどうですか?
塩澤:ヘルプデスク領域にはベテランの人もいれば、23卒の人もいるじゃないですか。
色々な立場の人がいると思いますが、藤井さんの目標は実現できそうな環境ですか?
藤井:今いるメンバーは領域の立ち上げからずっと、複数の難解な案件を乗り越えてきました。
案件そのものの性質はもちろん、お客さんの特色も大きく異なる中で、プロセスや人によらない仕組み作りに取り組んでいただいていました。
GaiXerのようなSaaS型ビジネスを広げていく段階になった時、これまでの経験を活かして、我々が標準的に提供できる部分をどんどん増やしていけば絶対に上手くいくと確信しているので、非常に楽しみです。
新規事業を立ち上げる上で、大切なこととは
塩澤:職種としては、藤井さんは今どういう立ち位置なんでしょうか?
他の方で言う、「生成AIコンサルタント」「クラウドエンジニア」みたいな…
藤井:今の肩書は「チーフGaiXerオフィサー」です笑
塩澤:CGOだ…
お話を聞いてると「新規事業のマネージャー」って感じですかね🤔
藤井さんが思う「新規事業のマネージャー」に向いてる方って、どんな人ですか?
藤井:僕は新規事業立ち上げなど、ゼロイチが大好きな人間です。
その中で大事なマインドセットは2つあると思います。
1つは主体性。
「主体性」は、自分の与えられている職責を超えてでも、チームや会社の目標を実現するために行動できるか、ということだと思うんです。
新規事業を立ち上げるというのは、そもそも「自分の仕事」の定義が無い状態なので、いかに自分ごととして捉えて対応できるかは重要だと思います。
もう1つは、失敗したときに元の状態に戻れるか、ということ。
ゼロイチのときはデータが揃っていないことがほとんどなので、「情報不足の中でもやってみる」→「ダメだったことは反省して修正する」という進め方になります。
この時、ただ単に「とりあえず闇雲にやってみる」とするのではなく、情報不足状態なりに全体仮説を立てた上で実行することが大切だと思っています。
塩澤:ありがとうございます! 勉強になります…!
今後の目標
塩澤:最後に、これからの野望・目標を教えてください!
藤井:先程も言いましたが、とにかくGaiXerを会社の柱事業にすることです。
新規事業は、今まで会社のみなさんが稼いできた分に支えられているものですから、その分以上を返していきたいですね。
ヘルプデスク領域としてできることは、GaiXerを標準的なサービスとしてお客さんに提供し、そこから得たフィードバックを活かして、さらなる機能改善に反映してもらい、営業活動を促進する。
つまりPDCAサイクルを回すことです。
「台風の目」として機能していくためには、各業務のリーダーが経営者視点を持って推進することが必要なので、他の皆さんにも権限を持ってもらいつつ、進めやすい環境整備が出来たらと思います。
余談
塩澤:海外勤務の話で、実はずっと気になってたんですが…
藤井さん、英語ペラペラなんですか?
藤井:ぶっちゃけ英語のほうが得意です笑
FIXERに来て日本語がだいぶ喋れるようになってきました笑
塩澤:そんなことあります!?スゴすぎる…
この前のMicrosoft AI Tourはグローバルなイベントだったので、かなり英語スキルが活きたのでは?
藤井:そうですね。
展示ブースには海外の方もいらしてましたし、イベントの運営もMicrosoft Asianだったので、英語で会話する場面は多かったです。
塩澤:心強すぎる
しおざわ編集後記
新規事業のマネージャーとして大活躍されている藤井さん。
しおざわの所属している広報・マーケティング領域は、会社の情報やサービスを発信する役割を担っています。
今後も藤井さん&チームの皆さんと協力しながら、FIXERの組織としての進化、GaiXerの認知拡大を推進していけたらと思います🔥
また、インタビューを通して、藤井さんのユーモラスな一面も知ることが出来ました! 猫ちゃんの写真、今度ぜひ見せていただきたいです🐈
改めまして!
藤井さん、ありがとうございました!
塩澤/FIXER
春夏秋冬眠暁を覚えず
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