モバイルアプリでアンプやEQをかんたん設定
本体にはBluetooth機能が搭載されています。iOS/Android対応のモバイルアプリ「BOSS TONE STUDIO for KATANA:GO」を使ってサウンドをカスタマイズしたり、後述しますがスマホで再生したオーディオを本機で聴くことができます。
または別売りのツールですが、BOSSのワイヤレスフットスイッチ「FS-1-WL」、ワイヤレスMIDIエクスプレッション・ペダル「EV-1-WL」を接続するためのBluetooth機能でもあります。
KATANA:GOには3.5mmのヘッドホン端子が搭載されています。音楽制作用のスタジオモニターヘッドホンの多くは6.3mmのステレオ標準プラグのケーブルなので、接続に変換端子が必要になります。KATANA:GOが幅45×高さ24×奥行き125mmと、コンパクトサイズであることの方が大事なので致し方ありません。
ギターごとに異なる個性を引き出せるヘッドホンアンプ
KATANA:GOをざっと使ってみたファーストインプレッションを報告します。
何よりとてもリアルで力強く、筆者の愛機ギブソン「ES-335」の表情がわかるサウンドに大満足です。エレキは通常はアンプと対を成す楽器です。アンプのスピーカーで音を鳴らさないと楽しくないのですが、KATANA:GOとヘッドホンがあれば時間を忘れて弾きまくれます。ギターに寄りけりではありますが、アンプを通さない生音であればとても音量が小さいので、夜中に心おきなく弾いても近所迷惑にはなりません。
モバイルアプリを使わなくても、アンプに搭載するディスプレイの表示を見ながら本体の物理ボタンで大抵の設定ができてしまいます。チューナー機能はとても便利だし、豊かな音場の広がりを作り出す「STAGE FEEL」機能も遊び甲斐があります。
ただ、スマホアプリを上手に併用した方が、アンプの設定と60種類以上が揃うエフェクターのサウンドを掛け合わせたカスタマイズなどがもっと楽になると思います。

この連載の記事
-
第44回
Apple
【検証レポート】moraで買った音源をApple Vision Proで聴く方法 -
第43回
AV
【レビュー】Apple Vision Proはアップル流「耳をふさがないヘッドホン」だ -
第42回
AV
「操作が覚えられない問題」を解決! JBLの「液晶タッチリモコン」付きワイヤレスイヤホンが超便利 -
第41回
AV
ついにNothingのイヤホンがChatGPT対応! 実機を試してわかったこと -
第40回
AV
「いい音で聴ける」カセットテーププレーヤーFIIO「CP13」実機レビュー -
第39回
AV
【レビュー】ソニーの新ヘッドホン「ULT WEAR」は常識破りの重低音! 巨大なコンサート会場にいるみたい -
第38回
AV
Nothing EarをAirPods Proと対決レビュー! スタイリッシュなだけじゃなかった -
第37回
AV
Auracastによるマルチスピーカー再生が楽しい! JBL「GO 4」を聴く -
第36回
AV
【レビュー】楽器の練習や音楽再生にもよかった! ゼンハイザーの新モニターヘッドホン「HD 490 PRO」 -
第34回
Apple
AirPods Proのノイキャン活用術 イヤーチップ交換も効果的 - この連載の一覧へ