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山本 敦の「新選! オーディオレポート」 第35回

エレキギターも喜ぶ本格サウンド! BOSSのヘッドホンアンプ「KATANA:GO」

2024年03月29日 19時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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iOS/Androidに対応するモバイルアプリ「BOSS TONE STUDIO for KATANA:GO」

モバイルアプリでアンプやEQをかんたん設定

 本体にはBluetooth機能が搭載されています。iOS/Android対応のモバイルアプリ「BOSS TONE STUDIO for KATANA:GO」を使ってサウンドをカスタマイズしたり、後述しますがスマホで再生したオーディオを本機で聴くことができます。

 または別売りのツールですが、BOSSのワイヤレスフットスイッチ「FS-1-WL」、ワイヤレスMIDIエクスプレッション・ペダル「EV-1-WL」を接続するためのBluetooth機能でもあります。

 KATANA:GOには3.5mmのヘッドホン端子が搭載されています。音楽制作用のスタジオモニターヘッドホンの多くは6.3mmのステレオ標準プラグのケーブルなので、接続に変換端子が必要になります。KATANA:GOが幅45×高さ24×奥行き125mmと、コンパクトサイズであることの方が大事なので致し方ありません。

ギターごとに異なる個性を引き出せるヘッドホンアンプ

 KATANA:GOをざっと使ってみたファーストインプレッションを報告します。

 何よりとてもリアルで力強く、筆者の愛機ギブソン「ES-335」の表情がわかるサウンドに大満足です。エレキは通常はアンプと対を成す楽器です。アンプのスピーカーで音を鳴らさないと楽しくないのですが、KATANA:GOとヘッドホンがあれば時間を忘れて弾きまくれます。ギターに寄りけりではありますが、アンプを通さない生音であればとても音量が小さいので、夜中に心おきなく弾いても近所迷惑にはなりません。

エレキギターに装着。ギターそれぞれに異なる音の表情を、KATANA:GOはむやみに脚色することなくとても素直に引き出してくれます

 モバイルアプリを使わなくても、アンプに搭載するディスプレイの表示を見ながら本体の物理ボタンで大抵の設定ができてしまいます。チューナー機能はとても便利だし、豊かな音場の広がりを作り出す「STAGE FEEL」機能も遊び甲斐があります。

アプリを使うとアンプにイコライザー、チューナーなど各機能を大きな画面で見ながら直感的に操作ができて便利です

 ただ、スマホアプリを上手に併用した方が、アンプの設定と60種類以上が揃うエフェクターのサウンドを掛け合わせたカスタマイズなどがもっと楽になると思います。

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