計画の3倍売れたシャオミ
海外メーカーが日本で成功するには「キャリアに納入できるか」が第一条件となる。
そんななか、XiaomiはKDDIに対して、スマートフォンだけでなく、昨年、テレビを納入したことが話題となった。実際、KDDIによれば計画の3倍、売れたようだ。
Xiaomi Japanの大沼彰社長は「コストパフォーマンスが評価されたようだ。また、チューナーレステレビということで、若い人を中心にテレビは観ないが(ネットの)映像は観るという人が増えている。そういうニーズはわかっていたし、また、4つの画面サイズを用意したことが良かったと感じている」と語る。
ZTEもXiaomiもソフトバンクやKDDIとはきちんと関係性が築けている。ただ、日本でメジャーなスマートフォンメーカーになるのは、やはりNTTドコモに納入できるかが重要となるだろう。
かつて、ファーウェイもNTTドコモに納入した実績があった。また、ZTEもNTTドコモからスマートフォンを販売したこともある。
ただ、NTTドコモはNTTの完全子会社となって以降、中国メーカーをいままで以上に避けているような雰囲気を醸し出している。
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