インテルN100搭載の14型ノートが登場!国内生産の品質と安心感なら「mouse B4-I1U01PG-B」だ

文●高橋量 編集●ハイサイ比嘉

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映り込みを抑えた、ノングレアタイプの14型ディスプレー

 液晶ディスプレーのサイズは14型で、解像度は1920×1080ドットのフルHD。表面は映り込みを抑えた、光沢なしのノングレアタイプ。Intel N100搭載ノートPCとしては、標準的なスペックだ。

14型のフルHDディスプレーを搭載。ベゼルは下部がやや太めではあるものの、これはディスプレー開閉時の強度を高く保つためだろう。上部と左右については標準的だ

 映像は、比較的自然な色合いに感じる。100% sRGBや100% DCI-P3の広色域パネルほどの鮮やかさはないが、文字中心の作業を行なう上ではなんら問題はない。気になった点を強いて挙げるなら、画面がわずかに暗く感じる程度。また赤系統の色がややくすんでいるように見えることから、エントリークラスのパネルが使われていると思われる。CPUスペックに見合った組み合わせだ。

映像品質は、エントリー~ミドルレンジクラスのノートPCと変わらない。ごくわずかに暗さを感じる場面があるが、普通に使うぶんには問題ないだろう

ディスプレーはほぼ180度まで開閉可能。視野角はIPSパネル並みに広く、画面を斜めから見ても色や明るさは大きく変わらない

日本メーカーならでは、使いやすい日本語配列キーボード

 キーボードはテンキーなしの日本語配列だ。Intel N100搭載の格安ノートPCにはノーマルな日本語配列を採用する機種はまずないので、この点は非常にありがたい。多少のクセはあるものの、英字配列のキーボードを無理に改変したものよりわかりやすくていい。

mouse B4-I1U01PG-Bの日本語配列キーボード。Enterキー周辺とカーソルキーがやや小さいが、慣れれば問題なく使えるだろう

 公称値ではキーピッチが1.91mmで、キーストロークは約1.2mm。キーの大きさや間隔はほどよく、使い始めからスラスラと入力できる。ストロークについては、普段デスクトップPC向けのキーボードを使っている筆者にはやや浅く感じた。ただし1.2mmのキーストロークはモバイルノートPCでも採用されることが多く、また入力時のクリック感もしっかりと感じられる。普段から浅めにタイプする人なら、違和感なく使えるに違いない。

キーピッチは約19.1mmと十分な広さ。キーストロークは約1.2mmのため人によっては浅く感じるかもしれないが、タイプ感はしっかりと感じられた。キートップはややザラつきのある手触りで、文字はシルク印刷

インターフェース類は十分な構成、無線LAN機能はWi-Fi 6E対応

 mouse B4-I1U01PG-Bには、標準的な端子類をひと通り搭載している上に、Type-C端子は2基用意している。ただこれらType-C端子は、それぞれ使える用途を特化しているので注意が必要だ。まずひとつはデータ通信専用で、スマホやUSB機器との接続に利用する。もうひとつはmouse B4-I1U01PG-Bの充電専用で、付属の充電器や別のUSB PD対応充電器をつないで使う。DP Altによる映像出力にはともに対応していない。とりあえずType-Cによるデータ通信や充電に対応できるとはいえ、1ポートで兼用できないのは残念だ。

左側面。向かって左から、ケンジントンロック、USB 2.0 Type-A、MicroSDカードスロット、マイク/イヤホンコンボジャックを搭載

右側面。向かって左から、USB 3.0 Type-C(データ通信専用)、USB 3.0 Type-A、HDMI(最大4K@30Hz)、USB 3.0 Type-C(充電専用)、電源コネクター(別売りの充電器用)

付属の65W USB PD充電器。重さは実測140gで、とてもコンパクトだ。この大きさと重さなら、ノートPC本体と合わせて持ち歩いても苦にならない

ディスプレー上部のWebカメラはプライバシーシャッター付き。カメラは720p 30fpsの動画撮影に対応している。解像度は低いがそのぶん画角が狭く、背景があまり映り込まない

スピーカーは底面部に配置。音声はややこもり気味で、音量は控えめ。高音質でビデオ会議を行なう場合は、ヘッドホンやイヤホンを着用するといいだろう

 無線LAN機能はWi-Fi 6Eに対応しており、今後最新のWi-Fiルーターを購入予定という方も高速で安定した通信を即座に利用できる。Bluetooth 5をサポートしているので、ワイヤレスイヤホンなど新しめの周辺機器が使いやすい。