──頭の中の再現という意味では、制作のスキルを持っていない人も、アイディアを具現化できるのが当たり前になるのかもしれません。
松本「はい、僕はそういう風に(多くの人が、クリエイターとしての能力を使えるように)なると思っています」
──最近はかなりハイクオリティの映像を生成するAIも出てきていますから、それが普及していった後に、また状況が変わっていきそうですね。これからのauのCMが楽しみです。
山中「生成AIを使うことで、CM制作の時間や予算を、これまでとは異なる部分にかけられるようになる面もあると思います。今回は、メッセージを発信する意図もあって『生成AI』をコンセプトとして押し出していますが、何も知らない状態で視聴いただき“生成AIを使っているかどうか、誰も気付かない”けれども、面白い映像になっているというのが、将来的に目指す理想かもしれません」
